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スゴ母列伝

いい母は天国に行ける ワルい母はどこへでも行ける

著:堀越 英美

紙版

内容紹介

人間にとって最も大切なのは、
「私はこう思う」を邪魔されないこと。
そして、邪魔しないこと。
ここに連なる母たちは、それを信じ抜いた人たちだ。
――武田砂鉄(ライター)  

毎日新聞2020年4月4日
「今週の本棚」掲載

共同通信2020年4月4日
前山千尋記者 評

■ネットで話題の連載がついに書籍化!
■『不道徳お母さん講座』の著者、最新刊!

正しい母親になりきろうとするのではなく、
自分を貫いて独特な育児をするスゴい母、
それを本書では「スゴ母」と呼びたい。

自我を捨てて子どもに尽くす聖母も、
子どもの自我を自分の自我と同一視する毒母も、
母子一体型という意味ではいずれも日本的な母親像である。
ひるがえってスゴ母は強烈な自我を持つあまり、
子どもの自我と真正面からぶつかり合う。

スゴ母たちは、母親を監視する世間の目に追い立てられ、
「少しでも育児を間違えたら取り返しのつかないことになる」
という思い込みにハマりがちな現代の母親に希望を与えてくれる、
実にありがたい存在なのである。(本文より)

【本書が注目する「スゴ母」たち】
■岡本かの子 ――岡本太郎の「不思議な母」
■マリー・キュリー ――「キュリー夫人」とふたりの娘
■青山千世 ――婦人運動家山川菊栄の母は「日本一頭のいい女の子」
■三島和歌子 ――「いだてん」の、あのスゴ母
■鳩山春子 ――明治社会を「大冒険」した元祖・教育ママ
■リリアン・ギルブレス ――「仕事を科学する」の先駆者は12人のママ
■マリア・モンテッソーリ ――カリスマ教育者の知られざる「苦悩」
■マーガレット・ミード ――娘を「研究・発表」し続けた母の人生
■養老静江 ――恋とワガママを貫いた養老孟司の母
■山村美紗 ――ミステリー界の女王の不器用な愛情 
■アストリッド・リンドグレーン ――『長くつ下のピッピ』は遊び大好き母から生まれた

そのほか、黒柳朝(黒柳徹子の母)/桐島章子(桐島洋子の母)/桐島洋子(桐島かれん・ノエル・ローランドの母)/小池恵美子(小池百合子の母)/樹木希林(内田也哉子の母) なども掲載

ISBN:9784479393313
出版社:大和書房
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2020年03月
発売日:2020年03月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DNB