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「空いた実家」は、そのまま貸しなさい

年間100万円の家賃が入ってくる最強の「実家再生」投資

著:吉原 泰典

紙版

内容紹介

世の中は実家の整理がブームですが、それだけで終わらせるのはもったいなさすぎます。
古くなってしまった実家は、お荷物のように思われることも多いのですが、実は「実家」は金を生み出す宝物なのです。
資産運用をやらなきゃならないと思って、株やFXやワンルーム投資に下手に手を出すよりも、まずは最も手堅い投資をやるべき・・・、それがあなたの「実家」なのです。実家は捨ててきた過去ではなく今でも貴方の役に立つ最強の投資ツール。
実家を片付けたら、「実家」で不動産投資ができないか、検討するのが大事なのです。                                              著者は、サラリーマン経験後、不動産ビジネスで独立起業。自らが保有する不動産の運営、セミナー活動等に従事する傍ら、自らの実家投資の実践、セミナー受講者等へのアドバイスを実施。自身で61万円の投資で年間90万の収益を挙げられるようになった経験をもとに、多くの方にアドバイス。「投資額100万円で年間240万」「投資額50万円で年間180万円」など、成果を出した人が数多く出ています。

そもそも昭和戸建は平成マンション以上の価値があります。なぜなら、戸建賃貸は圧倒的に少ないのが現状。戸建でしか得られない快適性、独立性がありますし、築古はだいたい「割安、広々、好立地」という魅力があります。実家を放置してしまうと、固定資産税の支払い義務はバカにならないですし、「火災、倒壊、不審者占拠、近隣苦情」など問題だらけです。気の重い実家片付けも効率的な3ステップ(1、片付けの決意とマインドセット2、片付け業者の選定、3、リフォームよりも徹底したクリーニング)をすすめれば問題ありません。
本書では、「効率的な実家の片づけ」から始まり、「不動産としての実家の価値の見積もり」「不動産としての価値を高める魅力的なリフォーム」「効率的な不動産運用」など、経験したものだから語れるポイントが書かれた「実家再生不動産投資」の教科書です。

目次

第一章 昭和の実家はお宝案件
1、なぜ昭和戸建はお宝なのか?
・実家不動産投資 脅威の153.4%!
・築古はだいたい「割安、広々、好立地」
2、実家を放置してしまうことの「大きなリスク」
・固定資産税の支払い義務はバカにならない
・「火災、倒壊、動物侵入、不審者占拠、近隣苦情」など問題だらけ
3、実家片付けが面倒なマインドブロック
第二章 効率的な実家片付けの3ステップ
1、片付けの決意とマインドセット
2、片付け業者の選定(二極化した業者の見極めがキモ)
・遺品産廃業者か転売業者で費用は雲泥の差(高ければ400万円、安ければ40万円)
3、リフォームよりも徹底したクリーニング
第三章 実家再生不動産投資はこう進める
・貸せる実家、貸せない実家のポイント
・「実家再生不動産投資」に向いた仲介不動産屋を選ぶ(そのまま貸してくれる業者を選びなさい)
・現地に大きな看板を出してもらおう
・お客さんの要望には、即対応する。「できる、できない」ははっきりと言う(「畳はりかえてくれないか」「郵便ポストを直してくれ」「壁紙を自分で張りかえていいか」など)
・管理会社が、家賃保証会社に審査をお願いする(家賃保証会社は延滞リスクを避けるためには必須)
第四章 実家再生不動産投資 失敗しないため8つのポイント
・家賃決定はキモ。相場から離れた家賃では決まらない。複数の業者の意見を聞いて決めよう。(メモ)ネット家賃から平米単価を割り出す方法
・行き過ぎたリフォームはNG。綺麗に掃除してそのまま貸すのが基本。
・募集条件は緩やかに(ペット可、車庫がなければ外で契約して貸出、)
・修繕の要求があったらどう対処したらいいか
・理解しておくべき「定期借家と普通賃貸」の違い(今後使いたいときは「定期借家」に)
・新築建てませんか?の営業にはご注意を
・所有権は完全に整理してから取り掛かるのは基本
・地域の変化、先入観を捨てて、現在のニーズを把握する。実家地域へのあなたの印象は18才で固定されている
・間違えないための「管理会社の選び方」
第五章 効率的な不動産運用に必要な3つのポイント
1、【盲点】家賃収入の振り込みは実家エリアの金融機関へ
・メガバンクではなく、地元の信用金庫にする
2、収入実績を積み上げて次の融資で物件を増やす
・月々の家賃は信用金庫の口座に入れて、信用枠を拡大する
3、総資金の把握と家賃振り込み金融機関への資金移動のタイミング
・3年ぐらい家賃を置いておいて、ほかの金融機関に預けておいた大きなお金を信用金庫に移動する
第六章 成功した「実家再生不動産投資」


おわりに 

著者略歴

著:吉原 泰典
吉原泰典(よしはら・やすのり)
クロスアロー合同会社 代表社員
1988年同志社大卒業後、NTT入社。29年勤務の後、51歳で独立起業。1988年同志社大法学部卒業後、NTT入社。29年勤務の後、51歳で独立起業。営業部長としてフレッツ光回線の普及に尽力(社長表彰)。また、労組本部役員としてIT情報通信政策に深く関わった。NTT時代に培った多岐にわたる知見を会社経営ノウハウに活かし、ビジネスオーナーとして活動中。
不動産投資家としては、リーマンショック前に海外不動産投資からスタート。その後、国内に活動のベースを移し、現在では首都圏を中心に数多くの新築、中古の一棟マンションを保有、オーナー業に専念。業界では著名な不動産投資家として、不動産投資セミナー講師としても人気を博す。
「実家再生不動産投資」については、日本でこれからさらに大きな社会問題になるはずの「実家の空き家」問題の大きな解決策になると確信。そのため、著者のこれまで実践してきた豊富な不動産投資のノウハウを、空き家となる実家を再生させるためにフォーカスし、その具体的な方法に絞ってまとめたのが本書。

ISBN:9784478118429
出版社:ダイヤモンド社
判型:4-6
ページ数:208ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KN