なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?
著:平野 薫
内容紹介
つけ麺は大抵どこのお店でも大盛が無料です。なぜ普通のラーメンは大盛にすると追加料金を取られるのに、つけ麺の大盛は無料なのか?
けっして普通のラーメンを提供している店主がせこくて、つけ麺を提供している店主が太っ腹というわけではありません。その理由を数字で考えると、つけ麺の秀逸な戦略が見えてきます。
“なぜつけ麺は大盛りが無料なのか?”“なぜセブンカフェのラージサイズはホットよりもアイスの方が高いのか?”“なぜ新幹線の駅は片側だけ発展しているのか? ”など世の中の身近な疑問を数字で解き明かし、日頃から数字で考えるクセが身につく本です。
数字で考えるクセを身に付ければいつしか数字に強くなり、数字でロジカルに物事を考え、具体的に説明するスキルも高まります。数字を根拠にして考えるクセがあると、自然と数字に強くなり、数字でロジカルに物事を考え、具体的に説明するスキルも高まります。
著者は現在、小宮コンサルタンツでコンサルティングチームリーダー、エグゼクティブコンサルタントを務め、16社の企業の経営会議に参加し業績数字のチェックも行っています。数字の羅列の中から変数を見出し、会社の問題点や予期せぬ成功を発見し、経営のアドバイスを実施していいます。
帝国データバンク調査員時代を含めこれまで2000社の財務分析、1000人以上のビジネスパーソンに会計セミナーを実施。苦手意識を持つ人が多い「会計」を、豊富な事例と分かりやすい言葉で教えてくれると評判を博している著者が書いた、経済センスが身につき、社会・経済の仕組みがわかる本です。
目次
第1章 数字で考えるクセをつけなさい
数字で考えるクセを付けるとなぜビジネスもプライベートも上手くいくのか?
数字に強くなるための12のコツ
①何事も数字に落とし込んで考える
②数字で全体増を捉える(大局的に見る)
③額と割合の両面で見る
④他の数字と比較する
⑤基準となる数字を持つ
⑥主要な数字の意味を理解する
⑦原因と結果をリンクさせて考える
⑧違和感を放置せずにフォーカスする
⑨数字でシミュレーションをする
⑩いちいちモノの価格を確認する
⑪定期的に数字をチェックする
⑫アウトプットする
第2章 街角で気になる数字~数字で考えれば街の散策は発見の宝庫~
・なぜ花屋は毎日売り切っていないのに品揃えを充実させるのか?
・なぜ駅前の古びた靴店はお客さんが来ないのに経営を続けるのか?
・なぜ少子化なのに塾が増えているのか?
・なぜ新幹線にはマイルがないのか?
・なぜ原油価格が5倍になってもガソリン価格が5倍にならないのか?
・なぜ新幹線の駅は片側だけ発展しているのか?
・エニタイムフィットネスにはなぜプールやスタジオが無いのか?
・駅前のビジネスホテルはなぜ温泉旅館より安いのか?
・なぜガソリン価格は地域によって価格差があるのか?
第3章 飲食店で気になる数字~30分滞在すればその飲食店の儲けの金額が分かる~
・なぜあの立ち飲み屋の社長は高級外車に乗っているのか?
・なぜつけ麺は大盛りが無料なのか?
・なぜすき家は多角化を進めるのか?
・なぜ最近唐揚げ店が急増しているのか?
第4章 小売店で気になる数字~商品の価格には理由がある~
・なぜセブンカフェのラージサイズはホットよりもアイスの方が高いのか?
・なぜイタリアの銀行はチーズ倉庫を持っているのか?
・なぜ地ビールがあるのに地ウイスキーは無いのか?
・なぜ食品の自動販売機が増えているのか?
・なぜ都心のコンビニほど24時年中無休営業やめたいのか?
第5章 メディアで気になる数字~数字で考えればビジネスモデルも見えてくる~
・なぜ大谷翔平は年俸85億円でなでしこジャパンの選手はアルバイト生活なのか?
・なぜビールメーカーはノンアルコール飲料に力を入れるのか?
・なぜ日本の農家は儲からないのか?
・なぜLCCは安いのか?
・なぜプロレスラーの生活はプロボクサーより安定しているのか?
・なぜ不良の数が減ったのか?
・なぜ年越し派遣村が話題にならなくなったのか?
第6章 日常会話で気になる数字~お金持の思考プロセスを数字で考える~
・なぜコンビニでお金をおろさない人はお金持ちになれないのか?
・なぜ少子化が進んでも高齢者寄りの政策が多いのか?
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ISBN:9784478117644
。出版社:ダイヤモンド社
。判型:4-6
。ページ数:260ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2023年12月
。発売日:2023年12月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ。