出版社を探す

ぼくらは嘘でつながっている。

元NHKディレクターの作家が明かす人間関係の悩みが消えるシンプルな思考法

著:浅生鴨

紙版

内容紹介

「嘘のつき方」が、人間関係を決めている。



人間はみんな嘘つき。だから相手の嘘を暴いたり、自分の正しさを押し付けてもいいことはない。嘘の功罪を知り尽くした元NHK制作局ディレクターの作家が、嘘を分解して全貌を明らかにし、「信じたい嘘」を共有することで幸せな人間関係を築く方法を伝える。

目次

はじめに  僕は、嘘のプロです。

人を騙してカネを手に入れています/「嘘をついてはいけない」という嘘/嘘の許されないNHKにいました/デマとフェイクと「盛り」と陰謀論とエビデンスの時代/そもそも、世界は嘘でできている/嘘との付き合い方が人生を決める  など



第1章 この世に「事実」は存在しない

ニュースにも嘘は混じる/「裏どり」やエビデンスは「責任の押しつけ」である/「言葉」は嘘です/人間は全員「自分の物語」の中に生きている/現実を改竄し、他人と物語を共有するために小説を書いている/嘘の種類と使い方を知ろう など



第2章 人は何のために嘘をつくのか?

嘘は、人間が生き残るために獲得した能力/何のためにどんな嘘をつくかが、その人をあらわす/嘘は分解できる【被害の度合い、悪意の有無、利益の方向、嘘の対象、対象者との距離、嘘の程度】/みんな「信じたい嘘」を求めている   など



第3章 嘘とどう付き合うべきか?

頭のいい人ほど騙されやすい理由/史実としての「人の心を操る方法」/他人の嘘を見破るのは「暴力」です/自分も相手も嘘つきだと思っておく/嘘は寛容さの表れでもある/「信じたい嘘」は希望になる/人間関係とは嘘を共有すること など



第4章 もしもこの世に嘘がなければ

(副音声付き短編恋愛小説)



終章 嘘なしに「本当のこと」は言えない

嘘の中に事実はないが、真実がある/伝えたい情報だけを的確に伝える方法/みんな「小説家」である/世界は嘘でつながっている  など



おわりに  最後に1つ、嘘をつきます。

著者略歴

著:浅生鴨
1971年、兵庫県生まれ。作家、広告プランナー。出版社「ネコノス」創業者。早稲田大学第二文学部除籍。中学時代から1日1冊の読書を社会人になるまで続ける。ゲーム、音楽、イベント運営、IT、音響照明、映像制作、デザイン、広告など多業界を渡り歩く。31歳の時、バイクに乗っていた時に大型トラックと接触。三次救急で病院に運ばれ10日間意識不明で生死を彷徨う大事故に遭うが、一命を取りとめる。「あれから先はおまけの人生。死にそうになるのは淋しかったから、生きている間は楽しく過ごしたい」と話す。



リハビリを経てNHKに入局。制作局のディレクターとして「週刊こどもニュース」「ハートネットTV」「NHKスペシャル」など、福祉・報道系の番組制作に多数携わる。広報局に異動し、2009年に開設したツイッター「@NHK_PR」が公式アカウントらしからぬ「ユルい」ツイートで人気を呼び、60万人以上のフォロワーを集め「中の人1号」として話題になる。

ISBN:9784478116753
出版社:ダイヤモンド社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2022年09月
発売日:2022年09月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VSP