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ケトン食の名医が教える 糖質制限はやらなくていい

エビデンスにもとづいた科学的に正しい食事

著:萩原 圭祐

紙版

内容紹介

★ケトン食の“世界的名医”が初公開

★健康であれば糖質を気にし過ぎる必要はない

★脂肪は健康になくてはならない存在

★病気に負けない、老けない、寿命を延ばす食事のコツ

★ケトン体がすべてを解決する



●病気に負けない、老けない、寿命を延ばすために知っておきたい健康の新常識がわかる本。著者は、大阪大学と京都大学の特任教授(医学博士)で、がんケトン食療法の世界的名医である萩原圭祐氏。



●糖質制限ブームもあり「糖質は肥満のもと」「健康のため糖質を摂らないほうがいい」という風潮もあるが、糖質は必要な三大栄養素の一つであり、安易な自己流の糖質オフはかえって健康にはよくない。健常者が不必要な糖質制限をすると筋肉量が低下するなどの弊害も。すでに明らかになっている食のエビデンスをもとに健康の新常識を提案する。



●糖質を制限したほうがいいのは、検診等でメタボを指摘された人、40代後半以降で空腹時血糖値が100を超えている人、かつ筋力(握力)が低下している人などで、健康な人はあまり気にしなくていい、というのが著者の考え。



●脂肪はケトン体を誘導するために適正量を維持することが必要。肝臓で生成され、細胞修復効果や抗腫瘍効果など、体内のメンテナンスをしてくれるケトン体が誘導されやすい食事や習慣に変えることが、健康長寿への近道であることを「がんケトン食療法」の世界的名医が解説する。


目次

はじめに 糖質を気にしすぎる必要はない



第1章 糖質制限が必要な人、必要でない人のちがい

・そもそも、何のために糖質を減らすのか?

・糖質制限が必要な人は、どんな人?

・人間の寿命を決定するのは、筋力と筋質だった



第2章 食事から健康常識を考え直す

・いい加減に、お米を悪者にするのはやめませんか?

・和食は、長寿につながる「腸内細菌」を育てる

・体脂肪率が下がっても、健康には直結しない



第3章 老けない体、健康長寿のカギ、ケトン体とは何か?

・ケトン体は、もう一つのエネルギー源

・ケトン体には、抗炎症効果がある

・ケトン体誘導の鍵となるのは、筋肉量と脂肪量のバランス



第4章 長生きしたければ食事を変えなさい――ケトン食の凄い効果

・ケトン食についての素朴な疑問

・驚きの経過をみせた最初の患者さん

・ケトン食療法の臨床効果は「ハンマーで頭をどつかれた」ような衝撃



第5章 健康長寿につながる食事と習慣

・「ケトン体」の誘導に役立つ食材とメニュー

・糖質との関係を見直そう

・ケトン体を活性化する「食生活チェックリスト」

・寝る、食べる、サーカディアンリズムを整える

・長生きしたければ、筋肉を鍛えよう

・楽しく、わくわくすることをやる

・前向きで元気に生活するための「身体のチェックリスト」


著者略歴

著:萩原 圭祐
萩原圭祐(はぎはら・けいすけ)

大阪大学大学院医学系研究科 先進融合医学共同研究講座 特任教授(常勤)、医学博士。

1994年広島大学医学部医学科卒業、2004年大阪大学医学系大学院博士課程修了。1994年大阪大学第三内科入局後、同医学部附属病院・関連施設で内科全般を研修。2000年大学院入学後より抗IL-6レセプター抗体の臨床開発および薬効の基礎解析を行う。06年大阪大学大学院医学系研究科呼吸器・免疫アレルギー内科助教、11年漢方医学寄附講座准教授を経て17年から現職。22年京都大学教育学部特任教授兼任。現在は、先進医学と伝統医学を基にした新たな融合医学による少子超高齢社会の問題解決を目指している。13年より日本の基幹病院で初となる「がんケトン食療法」の臨床研究を進め、その成果を2020年に報告し国内外で反響。その方法論が「癌における食事療法の開発 」としてアメリカ・シンガポール・日本で特許取得。関連特許取得1件、関連特許出願6件。

ISBN:9784478116500
出版社:ダイヤモンド社
判型:4-6
ページ数:248ページ
定価:1500円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年03月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MBN