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希望の源泉・池田思想

『法華経の智慧』を読む ⑤

著:佐藤優

紙版

内容紹介

人間主義の思想書『法華経の智慧』(池田大作著)をベースに、世界宗教の条件を考察するシリーズの続刊。第5巻は、新型コロナウイルス感染症が世界的に広がり、生命・社会・経済が大きな打撃を受ける中、法華経「如来寿量品」の中心テーマを考察。「十界互具」「九識論」「永遠の生命」などを取り上げつつ、「生死観の転換」「宿命を使命に変える思想」に迫る。月刊『第三文明』好評連載の2020年8月号分から、2021年7月号分までを書籍化。

目次

まえがき
1 「無我」と「空」の概念を捉え直す
2 池田思想に見る菩薩観の革新
3 「魔と戦い続けてこそ仏」という思想
4 「十界互具」こそ「人間主義」の土台
5 「宿命を使命に変える」思想
6 「よく生きる」ために死を見つめる思想
7 現代人の生死観を転換させる戦い
8 「生命の永遠性」を説明するための挑戦
9 九識論と「宿命転換」の論理
10 創価学会の生死観──その核心に迫る
11 生命の根源に迷う現代人への警鐘
12 生命力の強弱こそが幸不幸を決める
索引

著者略歴

著:佐藤優
佐藤優(さとう・まさる) 1960年、東京都生まれ。作家。同志社大学大学院神学研究科修了後、専門職員として外務省に入省。在ロシア日本大使館に勤務し、主任分析官として活躍。著書に『自壊する帝国』(新潮文庫〈大宅壮一ノンフィクション賞受賞〉)、『国家の罠』(新潮文庫〈毎日出版文化賞特別賞受賞〉)、『創価学会と平和主義』(朝日新書)、『池田大作研究──世界宗教への道を追う』(朝日新聞出版)、『佐藤優の「公明党」論』(第三文明社)、『北東アジア市民圏構想』(金惠京との共著/第三文明社)、『この社会の歪みと希望』(雨宮処凛との共著/第三文明社)、『君たちの生存戦略──人間関係の極意と時代を読む力』(ジャパンタイムズ出版)など。第10回安吾賞受賞。『十五の夏』(上下巻/幻冬舎)で第8回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞。第68回菊池寛賞受賞。

ISBN:9784476034141
出版社:第三文明社
判型:4-6
ページ数:240ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRFB