沖縄空手への旅
琉球発祥の伝統武術
著:柳原 滋雄
内容紹介
東京2020オリンピックの正式種目となった「空手」の祖である「沖縄伝統空手」の歴史と現状を、現地取材を通じて明らかにする。「沖縄の空手とは何か」「沖縄空手の流派」「極真空手から沖縄空手に魅せられた人びと」「沖縄伝統空手のいま」のテーマで、カラテの源流、伝統空手と競技空手の違い、各流派の系譜と特徴、沖縄県空手振興課の施策などについて、沖縄空手界の代表的な人々へのインタビューを交え、多角的につづる。WEB連載「沖縄伝統空手のいま~世界に飛翔したカラテの源流」の単行本化。
目次
はじめに
Ⅰ 沖縄の空手とは何か
沖縄空手の本質
空手の種類
空手の淵源と流派
沖縄固有の武術「ティー」は存在したのか
空手の「源流」を示すさまざまな呼称
首里手と日本武術との関係
空手普及の功労者 糸洲安恒
空手普及の功労者 船越義珍
Ⅱ 沖縄空手の流派
沖縄独自の流派 上地流
日本初の流派 剛柔流
しょうりん流1 首里地域の伝統武術「首里手」
しょうりん流2 知花朝信の開いた小林流
しょうりん流3 喜屋武朝徳の系譜 少林流・少林寺流
しょうりん流4 首里・泊手としての松林流
競技分野の実績で抜きん出る劉衛流
座波心道流 日本本土に保存された知花系空手
神人武館 空手の源流・手(ティー)を求めて
古武道 沖縄で育まれた武器術
Ⅲ 極真空手から沖縄空手に魅せられた人びと
金城健一(琉誠館/館長)
高久昌義(錬空武館/館長)
石本誠(沖縄空手道松林流喜舎場塾英心會館/館長)
岩﨑達也(剛毅會空手道/宗師)
「沖縄詣で」重ねる空手家たち
Ⅳ 沖縄伝統空手のいま
「空手の日」が制定されるまで
戦後の沖縄空手界を支えた重鎮たち
沖縄空手界を束ねる団体
沖縄伝統空手道振興会 新垣邦男理事長インタビュー
第一回沖縄空手国際大会レポート
沖縄県「初代」空手振興課長インタビュー
沖縄県空手振興課長インタビュー
沖縄尚学の試み
次世代を担う沖縄空手家群像
あとがき
主要参考文献
ISBN:9784476033939
。出版社:第三文明社
。判型:4-6
。ページ数:304ページ
。定価:1600円(本体)
。発行年月日:2020年09月
。発売日:2020年09月14日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:SR。