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事例でわかる 介護職員のための組織で取り組む不当なクレームの見極めと対応

著:横山雅文

紙版

内容紹介

利用者・利用者家族からの対応困難な不当クレームに備え、介護現場で実際に起きている事例に基づき、トラブルに発展しないための段階を踏んだ適切かつ実践的な対応について、弁護士が法的側面も含め解説。

〇利用者・利用者家族からの対応困難な不当クレームに備え、介護現場で実際に起きている事例に基づき、トラブルに発展しないための段階を踏んだ適切かつ実践的な対応について、弁護士が法的側面も含め解説。介護現場が今まさに直面する課題に即応している。
○職員のメンタルまで配慮した体制作りや、利用者等が暴力行為に及んだ場合の、介護施設・訪問介護サービス事業所、それぞれの備え・対応フロー等、組織対策が万全かどうか、他の施設・事業所と照らし合わせて確認できる。

目次

はじめに

第1章 介護業務における不当クレームと対応困難者
介護業務における不当クレーム
対応困難者の特質─執拗性

第2章 不当クレームによる介護職員の精神的疲弊
介護職員の精神的疲弊の原因
顧客主義的サービスと対応困難者
カスタマーハラスメント
施設管理者の配慮の必要性

第3章 不当クレームの見極めと対応の基本
適切な初期対応の重要性
説明・説得は1時間が限度
傾聴し過ぎず押し返す
介護業務における不当クレームの判断
対応の切替え─法的対応の必要性
介護業務における法的対応

第4章 具体的事例と対応例─想定問答と対応のポイント
 事例1 利用者からのハラスメント(身体的暴力と精神的暴力)とその家族からのクレーム
 事例2 利用者からのハラスメント(セクシュアルハラスメント)と他の介護職員の反応
 事例3 入浴介助を撮影録画する利用者家族
 事例4 利用者の転倒骨折と利用者家族からのクレーム
 事例5 利用者家族から利用者の褥瘡(床ずれ)に対するクレームを受け、さらに「痣」について虐待を疑われた
 事例6 服薬介助のミスと謝罪文及び職員解雇の要求
 事例7 面会ルールを守らない利用者家族による暴言と暴力的要求
 事例8 利用者間のトラブルと利用者家族からの強硬な要求
 事例9 施設での買い物代行サービスと食事に関するクレーム
 事例10 障害者に対する不当な差別であるとのクレーム
 事例11 身元引受人による利用者と他の家族との面会制限要求
 事例12 男性職員を夜勤から外して欲しいとの要求

第5章 不当クレームから介護職員を守るための組織的対策
第1 不当クレーム対応マニュアルの作成
第2 不当クレーム・ハラスメント対応研修
第3 事例検討会
第4 利用者や利用者家族に対する告知

おわりに

ISBN:9784474091160
出版社:第一法規
判型:A5
ページ数:100ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月07日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JKS