水屋の研究
茶書から見る成立と変遷
著:飯島 照仁
紙版
内容紹介
〈茶の湯に欠かすことのできない水屋の歴史に焦点を当てた初めての研究書〉
〈水屋の成立と変遷を史料からたどる〉
茶室に隣接して設けられ、道具を清め整えて飾り、点前や炭、花、茶、菓子などの準備を行うための「水屋」は、露地や茶室とともに茶の湯の進行に欠かすことのできない存在です。しかし茶の湯の建築として主たる茶室研究が進む中、裏方的存在である水屋の研究は極めて少ないのが現状。本書は未だほとんど手が付けられていない水屋および勝手の成立過程、変遷、またそこに込められた茶人の理念などを時代を追いながら考察する研究書です。