茶道教養講座 3
歌・花・香と茶道
著:井上 治
紙版
内容紹介
〈新進気鋭の筆者による"新しい" 茶道教養講座」全16巻。第五回配本〉
かつて抹茶は、花を飾った連歌の会で参加者たちにふるまわれていました。珠光につぐ茶人とされる武野紹鴎は、連歌師であったといわれ、初期の茶の湯には連歌の思想が色濃く反映されています。花道(華道)を形成した花もまた、仏への供花、座敷荘りの花をへて、茶室の花がうまれました。香を楽しむ歴史は茶の湯に先行し、初期の茶室では香炉の香をたいて聞いていました。このように茶道と相関関係のある「歌道」「華道」「香道」のそれぞれについて、詳しく学びましょう。