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科学技術社会論研究 14

研究公正とRRI

編:科学技術社会論学会

紙版

内容紹介

日本の研究機関ではここ数年、研究不正防止に向けた新たな体制の構築が進められている。特定の分野で研究不正がおきやすいのはなぜか、現在採用されている方策はどの程度有効か。研究不正を科学的知識の質保証責任違反とし、科学研究の質保証がどこでどのように行われているのかを明らかにすることで、研究不正を理解する。

目次

《特集=研究公正とRRI》
研究公正とRRI 特集にあたって―科学的合理性の再考(原塑、山内保典)
研究不正とは何か―専門誌共同体と研究者集団の自律性をめぐって(藤垣裕子)
研究不正の時代(美馬達哉)
研究公正と社会の関係―幹細胞研究におけるSTAP細胞を例として(八代嘉美)
研究不正とピアレビューの社会認識論(伊勢田哲治)
オープンな科学コミュニケーションが公正な研究に資する可能性と役割(山内保典)
誰をオーサーにするべきか?―「オリジナリティー」の分野特性を考慮した自律的オーサーシップの提案(菅原裕輝、松井健志)
研究公正のための利益相反対応へ向けて(尾内隆之)
研究公正・倫理教育におけるオンライン教材の利点と課題(東島仁)
私はテラスにいます―責任ある研究・イノベーションの実践における憂慮と希望(吉澤剛)
デュアルユース研究とRRI―現代日本における概念整理の試み(川本思心)
学会組織はRRIにどう関わりうるのか(標葉隆馬)
公正な研究のための欧州行動規範(欧州科学財団、全欧州アカデミー連合、翻訳:原塑)

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投稿規定
執筆要領

ISBN:9784472183140
出版社:玉川大学出版部
判型:B5
ページ数:198ページ
定価:3700円(本体)
発行年月日:2017年11月
発売日:2017年11月20日