内容紹介
弘化三年、京都。新政権樹立を図る謀略を推進する密議が行われた夜、泰平の世を覆し、この国を動乱の渦中へ導こうとする怪人物と陰陽師の密議も行われていた――。
同じ頃、大坂で起こる連続殺人事件。その背後には、廻船問屋の抜け荷が関わっていた。この事件を探る闇の世間師・音羽一家は、京都の密議と大坂の事件のつながりに気付く……。
風雲急を告げる幕末を舞台にした痛快時代小説。
著者略歴
著:川喜田八潮
劇作家・文芸評論家。1952年京都市生まれ。京都大学工学部中退。後、同志社大学文学部に編入学・卒業。駿台予備学校日本史科講師、成安造形大学特任助教授を歴任。1998年より2006年まで、文学・思想誌「星辰」を主宰。2016年、川喜田晶子と共にブログ「星辰-Sei-shin-」を開設。批評文・書評など多数掲載。著書に『〈日常性〉のゆくえ―宮崎アニメを読む』(JICC出版局)、『脱〈虚体〉論―現在に蘇るドストエフスキー』(日本エディタースクール出版部)、、『脱近代への架橋』(葦書房)。時代劇戯曲『闇の水脈 天保風雲録』(パレード)『闇の水脈 愛憐慕情篇 第一部・第二部』(パレード)他。
ISBN:9784434336423
。出版社:パレード
。判型:4-6
。ページ数:564ページ
。定価:2500円(本体)
。発行年月日:2024年04月
。発売日:2024年04月16日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DD
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ。