《倫理》論文とヴェーバーの「意図」の動態
「ロッシャーとクニース」の紙背に秘められていた真意
著:藤村俊郎
紙版
内容紹介
《倫理》論文を執筆し、宗教社会学的歴史家として歩み始めた時期のヴェーバーの歴史認識にかんする思索を興味深い謎解きを交えて系統的に分析。論文発表直後に論文の問題点を自己分析していたヴ ェーバーの新見地を掘り起こし、研究史の盲点を指摘。ヴェーバーの「意図」の動態を踏まえた精確な《倫理》論文像の再構築を提起し、展望する。
目次
第一章/考察の出発点:〈倫理〉原論文をめぐる小さな疑問の深まる謎 第二章/問題開示の焦点:《倫理》原論文の〈予定説〉の論述とは…? 第三章/模索と実験が交錯する《倫理》原論文一経過観察の必要性 第四章/系統的方法論の開発に挑むヴェーバー‐《クニース批判》の解説 第五章/ヴェーバーの着地点と想定外の「岐路」 第六章/ 《クニース批判》後篇が「黙示」する「予定説」論述の自己評価 第七草/ 《クニース批判》後篇の結論の「射程距離」を展望する
ISBN:9784434325601
。出版社:風詠社
。判型:A5
。ページ数:176ページ
。定価:1800円(本体)
。発行年月日:2023年08月
。発売日:2023年08月29日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KCA。