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ランドスケープ疫学へ向かいて

ネズミ考

著:高田伸弘

紙版

内容紹介

著者は近年話題の医ダニ類による細菌性、ウイルス性感染症の調査研究に携わるが、国内外のフィールドの底辺に在るネズミ類が感染環の維持にかかわるため、その調査を大学や各県衛生研究機関などと協働で進めて来た。その円滑化のため2007年頃からは関係者に「ネズミ考」なる不定期の連絡配信を始め、やがてそれはトピックス的な話題の紹介にも進んでいた。しかしコロナ禍が勃発、ダニ媒介感染症自体は増加傾向が続くにかかわらず、フィールド活動は停止、配信も休止した。そこでこれまでの協働の足跡を振り返りつつ、疫学分野の資料として役立つことも期して、15年間の配信済み50余話に多数のカラー写真や補足的事項も加えて編集された。その場合、関係の調査活動は各地フィールドの風景の中に身を置く感あり、それゆえ書名は「ランドスケープ疫学」に向かうものとなっている。一般の方にも疫学調査の現場で何が行われるのか理解いただく1冊になろう。

目次

まえがき(疫学とネズミ)Ⅰ ネズミを考える Ⅱ 本土巡礼 Ⅲ 島々巡礼 Ⅳ 海外巡礼 Ⅴ 道草 Ⅵ 自分のこと 文献 おわりに

ISBN:9784434316401
出版社:牧歌舎
判型:B5
ページ数:146ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2023年03月
発売日:2023年03月16日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MBN