出版社を探す

「シレトコ岬の法則」を考える

シレトコ岬の西側には必ずノトロ(ノテト)岬がある

著:大谷 和男

紙版

内容紹介

アイヌの歴史は縄文時代から続いていた!? 筆者は北海道の歴史や知床周辺の遺跡、アイヌに残る伝承を調査するため、函館から清里町、湧別町、浜中町へと移動しながら、各地の博物館や郷土資料館、遺跡などを訪ね歩いた。半年間の旅で得られた情報をもとに考察する。アイヌの民話や伝説の中には、縄文時代の出来事と思われる内容があった。その後、オホーツク人や大陸の民族、和人などの文化と交わっていったのではないか。シレトコはなぜ「島の神」を意味するのだろう。その場所をシレトコと呼ぶようになった理由があったはずである。(筆者)

目次

はじめに/Ⅰ.本州と異なる北海道の歴史を眺めて/Ⅱ.知床周辺の遺跡、記録からの検証/Ⅲ.アイヌの伝承からの視点/Ⅳ.「シレトコ岬の法則」を考えて得られた結論/Ⅴ.各資料館、遺跡の記録/Ⅵ.終わりに/あとがき/索引(各博物館、資料館、遺跡)

著者略歴

著:大谷 和男
1960年、広島市に生まれる。主に関東地方に育ち、大学時代に北海道特に知床に魅せられ、社会人となり、関東地方から北海道の山を目指す登山を開始する。ライフワークは知床から千島列島、カムチャツカ半島。埼玉県深谷山岳会所属。仕事は化学会社(昭和電工)の技術者。2005年1月~2008年4月まで上海に赴任。上海滞在中に中国を知る。著書に『千島列島の山を目指して』『上海駐在員が歩いた中国』『続・上海駐在員が歩いた中国』『3つの知床岬とサハリン』『中国、モンゴルの砂漠を訪ねて』がある。

ISBN:9784434308369
出版社:風詠社
判型:A5
ページ数:302ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2022年10月
発売日:2022年10月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:NHF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ-JP-A