「シレトコ岬の法則」を考える
シレトコ岬の西側には必ずノトロ(ノテト)岬がある
著:大谷 和男
紙版
内容紹介
アイヌの歴史は縄文時代から続いていた!? 筆者は北海道の歴史や知床周辺の遺跡、アイヌに残る伝承を調査するため、函館から清里町、湧別町、浜中町へと移動しながら、各地の博物館や郷土資料館、遺跡などを訪ね歩いた。半年間の旅で得られた情報をもとに考察する。アイヌの民話や伝説の中には、縄文時代の出来事と思われる内容があった。その後、オホーツク人や大陸の民族、和人などの文化と交わっていったのではないか。シレトコはなぜ「島の神」を意味するのだろう。その場所をシレトコと呼ぶようになった理由があったはずである。(筆者)
目次
はじめに/Ⅰ.本州と異なる北海道の歴史を眺めて/Ⅱ.知床周辺の遺跡、記録からの検証/Ⅲ.アイヌの伝承からの視点/Ⅳ.「シレトコ岬の法則」を考えて得られた結論/Ⅴ.各資料館、遺跡の記録/Ⅵ.終わりに/あとがき/索引(各博物館、資料館、遺跡)