音楽の記憶 僕をつくったポップ・ミュージックの話
著:印南 敦史
内容紹介
ハイレゾ音源サイトe-onkyo musicでの人気連載が書籍化!
“記憶"と“経験"を軸にした音楽エッセイであの頃が音楽とともによみがえる。
ポップ・ミュージックがよくわかる30選!
いわゆる音楽の「ガイドブック」ではなく、
エッセイとして刻まれた言葉とアルバムが胸に響いてきます。
目次
【目次】
1.マーヴィン・ゲイ『アイ・ウォント・ユー』
マーヴィンの“夜の名作"は、思春期の少年には“エロいソウル"
2.エアロスミス『ロックス』
倉庫でレコーディングされた名盤が思い出させてくれるのは、クリスチャンの人たちとの思い出
3.フリートウッド・マック『噂』
コーヒーショップで出会ったクリスチャン・グループの彼はいまどこに?
4.クイーン『シアー・ハート・アタック』
交流のなかった従兄弟と、NHKホールの喫茶店で意気投合した記憶
5.オフ・コース『オフ・コース1/僕の贈りもの』
“しらけ世代"のお兄ちゃんが住んでいた下宿にて
6.スティーヴィー・ワンダー『トーキング・ブック』
音楽体験の礎となった古いトランジスタ・ラジオ
7.ザ・ビートルズ『ザ・ビートルズ(ホワイト・アルバム)』
ザ・ビートルズの名作に刻まれているのは、中学時代の親友との思い出
8.ドゥービー・ブラザーズ『スタンピード』
ホスト・マザーのジョイスはいま……
9.イーグルス『イーグルス・ファースト』
16歳のときに思春期特有の悩みを共有していた、不思議な女友だちの思い出
10.デレク・アンド・ドミノス『いとしのレイラ』
火事のあとかたづけをしていたときに響いていたギター・ソロ
11.エリック・カルメン『チェンジ・オブ・ハート』
トラブル続きだった日々を思い出させるポップなメロディ
12.ドクター・ジョン『ガンボ』
謎の留年大学生が教えてくれた、セカンド・ラインの心地よさ
13.ジェイムス・テイラー『マッド・スライド・スリム』
ジェイムス・テイラーを聴くと思い出すのは、喫茶店で知り合ったジェイムスのこと
14.サイモン&ガーファンクル『ブックエンド』
消息不明の親友との記憶を思い出させてくれる、個人的にとても大きな価値のある作品
15.ウィリー・ネルソン『スターダスト』
あの不器用な人は、いまごろどこでなにをしているんだろう
16.RUN DMC『キング・オブ・ロック』
既成概念を打ち壊した“新しいロック"
17.遠藤賢司『東京ワッショイ』
江口寿史バンドのメンバーとして、幻のフォーク・シンガーと共演した夜のこと
18.トム・ウェイツ 『ハートアタック・アンド・ヴァイン(2018リマスター)』
地味ながらも染みる隠れた名作が思い出させるのは、20代のころの大切な仲間
19.THE BLUE HEARTS『THE BLUE HEARTS』
あのころ「終わらない歌」に共感したソウルメイト、チャーリーはいま……
20.マライア・キャリー『マライア』
思い出すのは、南青山の空気と好きだった上司のことば
21.ニール・ヤング『グレイテスト・ヒッツ』
深夜の碓氷峠で、トラックにパッシングされながら聴いた“Harvest Moon"
22.ニーナ・シモン『ボルチモア』
尊敬する人が旅立った日の夜に染みた、ニーナ・シモンの隠れた名作
23.ドナルド・フェイゲン『KAMAKIRIAD』
緻密な音が思い出させるのは、小さな商店街にあったレコード店の灯り
24.レッド・ツェッペリン『永遠の詩(狂熱のライヴ)』
深夜まで続いた男ふたりの“ロック飲み会"
25.エムトゥーメイ『ジューシー・フルーツ』
20年以上続くことになったDJイヴェントの源流はここ
26.Nas『Illmataic』
1990年代NYヒップホップ・シーンの重要人物に、8時間も待たされた話
27.バド・パウエル『ザ・シーン・チェンジズ』
奇跡のピアノ・トリオが掘り起こしてくれるのは、三鷹のジャズ・バーで人生を教わった記憶
28.ボビー・ブラウン『ドント・ビー・クルエル』
関西の友人を思い出させてくれるニュー・ジャック・スウィング
29.ノラ・ジョーンズ『ノラ・ジョーンズ』
単身上京してきた友人が連れて行ってくれた店で、20年近く前に聴いた思い出
30.フィービ・スノウ『Phobe Snow』
息子が書斎に入ってきた、誕生日の夜のBGM
おわりに
ISBN:9784426126964
。出版社:自由国民社
。判型:4-6
。ページ数:256ページ
。定価:1400円(本体)
。発行年月日:2021年03月
。発売日:2021年03月22日
。国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL。