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やる気が出る 外郎売CDブック

著:長田 衛
著:玉川 太福

紙版

内容紹介

みなさんは、外郎売(ういろううり)をご存じですか。
外郎売とは、享保三年(一七一八年)正月、江戸森田座の『若緑勢曾我』で二代目市川團十郎によって初演された、「歌舞伎十八番」の一つです。
現在は、十二代目市川團十郎が復活させたもの(野口達二脚本)が上演されています。
今日では「外郎売」といえば、その劇中に出てくる外郎売の長科白を指すことが多く、
日本では俳優や声優などの養成所、アナウンサーの研修等で暗唱、発声練習や滑舌の練習によく使われています。

外郎売は、「ういろう」という薬を街頭で売り込むための口上、セールストークです。
そのため早口言葉や言葉遊びなどで、通行人の気を惹き、楽しませながら「ういろう」がいかに素晴らしい薬であるかをアピールします。
リズミカルでユーモラスな文章であると同時に、商売の目的もしっかりと入っている、生き生きとした奥行の深い日本語の世界です。
この「外郎売」を読み、聞き、自分でも口にしてみることで、豊かな日本語を楽しみながら、心も元気で前向きになれるのではないか、との思いから、この本は生まれました。
お楽しみいただければ幸いです。

著者略歴

著:長田 衛
1952年(昭和27年)、宮城県塩竈市生まれ。
仙台一高、早稲田大学第一文学部卒業、平凡出版株式会社(現・マガジンハウス)入社。
雑誌『平凡』『週刊平凡』『平凡パンチ』『クロワッサン』などの編集部を歴任。
2013年、定年退職。
著書に、浪曲(浪花節)の復活を願う『浪曲定席 木馬亭よ、永遠なれ 芸豪烈伝+浪曲日記』(創英社/三省堂書店。自費出版)、『大研究 落語と講談の図解』(国土社)など。
新聞に演芸記事を寄稿。
趣味は素人落語を演じること。
著:玉川 太福
1979年(昭和54年)、新潟県新潟市生まれ。
千葉大学卒業後、放送作家事務所「オフィスぼくら」在籍。
その後、コントユニットを結成し、作・演出・出演をつとめる。
2007年、二代目玉川福太郎に入門。2013年、名披露目。
現在、(一社)日本浪曲協会・理事。
「天保水滸伝」をはじめとした古典演目と、“ごく日常的な"風景を描いた自作の新作浪曲、その両方に精力的に取り組む。
2015年「第一回渋谷らくご創作大賞」受賞。
DVD『新世紀浪曲大全 玉川太福』(クエスト)、CD『南方熊楠伝(作・行田憲司)』(誠文社・岡本企画)。

ISBN:9784426119669
出版社:自由国民社
判型:A5
ページ数:64ページ
定価:1200円(本体)
発行年月日:2017年06月
発売日:2017年07月04日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:DD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ