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シリーズ「あいだで考える」

自分疲れ

ココロとカラダのあいだ

著:頭木 弘樹

紙版

内容紹介

シリーズ「あいだで考える」創刊!

不確かな時代を共に生きていくために必要な
「自ら考える力」
「他者と対話する力」
「遠い世界を想像する力」
を養う多様な視点を提供する、
10代以上すべての人のための人文書のシリーズ。



『自分疲れ――ココロとカラダのあいだ』

自分を好きとか嫌いとかに関係なく、
「自分がしっくりこない」「自分でいることになじめない」
というような違和感を覚えたことはないだろうか?

なぜ、自分に疲れてしまうのか。
「自分」とは何なのか?
難病のカラダを持つ著者の
ココロとカラダの探究ガイド。


難病の実体験に基づいたユニークな文学紹介活動を展開している著者が、「自分自身でいることに疲れを感じる」「自分自身なのになぜかなじめない」といった「違和感」を出発点にして、文学や漫画、映画など多彩なジャンルの作品を取り上げながら、心と体の関係性について考察していく。読者が「私だけの心と体」への理解を深める一助となる一冊。(装画:香山哲)

目次

まえがき 自分自身がしっくりこない

1章 「自分」とは「心」なのか「体」なのか?
2章 体の操縦法、心の操縦法
3章 体が変わると心が変わる
4章 心はいくつある? 体はいくつある?
5章 「食べられない」と「漏らす」──あなたの心と体を社会はどう評価するのか?
6章 分けないことで分かる──ココロとカラダのあいだ

あとがき 弱い本

ココロとカラダのあいだをもっと考えるための作品案内

著者略歴

著:頭木 弘樹
頭木弘樹(かしらぎ・ひろき)
文学紹介者。20歳のときに難病(潰瘍性大腸炎)にかかり、13年間の闘病生活を送る。そのときにカフカの言葉が救いになった経験から『絶望名人カフカの人生論』(飛鳥新社/新潮文庫)を編訳。著書に『うんこ文学』(ちくま文庫)、『ひきこもり図書館』(毎日新聞出版)、『食べることと出すこと』(医学書院)ほか多数。

ISBN:9784422930985
出版社:創元社
判型:4-6変
ページ数:160ページ
定価:1400円(本体)
発行年月日:2023年04月
発売日:2023年04月12日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDT
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDX