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信じてみたい 幸せを招く世界のしるし

著:米澤 敬
画:出口 春菜

紙版

内容紹介

身近におきる出来事のあれこれに隠されたメッセージを読みとろうとする試みは、洋の東西を問わず古くから行われてきた。この本では、本人の意志とは関係なく「たまたま」出会ったり、見てしまったり、あるいは「うっかり」やってしまったりする幸せの「きざし」や「しるし」を世界各地から50個集め、文と絵で紹介する。日常生活がほんの少し楽しくなる、贈り物としても最適の一冊。挿画には、銅版画家・出口春菜氏の作品を収録。

目次

002 著者まえがき
004 画家まえがき
008 風で呼び鈴が鳴る
010 扇子を拾う
012 犬が左膝の匂いを嗅ぐ
014 赤いバラの夢
016 虫がとまる
018 帽子が川へ
020 血豆ができる
022 両隣が同じ名前
024 空樽を見る
026 五つ葉のクローバー
028 焼きリンゴが燃える
030 ろうそくを消す
032 白いコオロギ
034 猫が顔を洗う
036 本が落ちる
038 白ワインをこぼす
040 5人の編み物女性
042 黒猫を見る
044 木曜日のくしゃみ
046 手紙を汚す
048 3月14日の出血
050 鼻緒が後ろで切れる
052 耳がかゆい
054 階段で服をやぶく
056 左から鳥が飛んで来る
058 豚の夢を見る
060 Kと書かれたマンホールを踏む
062 朝いちばんで見る「♂」
064 トカゲの尾が切れる
066 手袋を落とす
068 9つの実が入ったエンドウのさや
070 たそがれどきの蛾
072 コーヒーの泡
074 塩をこぼす
076 鍵が壊れる
078 朝のクモ
080 カッコウの声
082 犬のふんを踏む
084 耳飾りが落ちる
086 病人を猫がまたぐ
088 パンの中の小麦粒
090 蝶が舞い込む
092 霊柩車に出会う
094 赤いウール
096 シーツをつけ忘れる
098 茶柱が立つ
100 ニシンの骨を折る
102 4回目の着火
104 キリンを目撃する
106 最初の女性客
108 参考文献

著者略歴

著:米澤 敬
米澤 敬
1955年1月、群馬県前橋市出身。北海道大学理学部卒。1979年より工作舎に参加。現在、工作舎編集長。工作舎出版物をはじめ、企業パンフレット等、編集制作物は多数。著書に『mineralium index』『B─plastic beatle─ビートルズの遊び方』などがある。
画:出口 春菜
出口 春菜
銅版画家。京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科 ファッションデザインコース卒業。在学中に銅版画と出会い、銅版画でしか表現できない独特の雰囲気や作業工程に惹かれ、作品を作り始める。女性らしさ、詩情、かろやかさ、繊細で少し不思議な世界観を大切に制作している。
Http://nanoha-na.info

ISBN:9784422701066
出版社:創元社
判型:B5変
ページ数:112ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2017年05月
発売日:2017年05月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBCC