出版社を探す

驚異の未来生物

人類が消えた1000万年後の世界

著:マルク・ブレー
著:セバスティアン・ステイエ
監:森 健人

紙版

内容紹介

地上から誰一人いなくなった未来の地球。しかし、生命は死に絶えていなかった――獰猛な巨大イカやキリンのような鳥、空を滑るように飛ぶオオムカデ、凶暴なウニなど、未来の海、森、砂漠に棲息する驚愕のクリーチャーたち。古生物学者とCGクリエイターがタッグを組み、科学的イマジネーションを駆使して生まれた、進化を遂げたハイクオリティCGと臨場感あふれるストーリーが織りなす壮大な知的SFエンターテインメント。【本書に登場する未来生物 全20種】発光する潜水服「ステゴイクチス・ルミノスス」深海の巨大なオタマジャクシ「ベントギリヌス・ギガンテウス」頭足類の皇帝「ロンボセピア・インペラトール」魚竜のようなペンギン「ネオピゴセリス・デンタトゥス」推進するウミツバメ「プロペロネクテス・ブリアーニ」曲芸飛行をするコウモリ「ヴェロキプテルス・アクロバトゥス」巨大な空の影「ギガプテルス・トロポスフェルス」新種のダチョウ「ストルティオプス・フィリプクディクキ」未来のクサシギ「トリンガプテルス」殺し屋のウニ「ネオキダリス・シュワルツェネッゲリ」カラフルで巨大なカモ「ハドロルニス・ラエトゥス」肉食恐竜のようなオウム「ティラノルニス・レックス」滑るように飛ぶオオムカデ「スコロペンドラ・ヴォラン」キリンのような鳥「ジラフォルニス・ヴァンダイキ」死の翼「ネクロプテリス・ギゲリ」未来の卵食い「ネオヴィラプトル・ブレヴィリンクス」夜の吸血鬼「ノスフェラポダ・キンスキー」地中に暮らす鳥「タルピドルニス・セシャニ」進化したトウダイグサ「ネオフォルビア・ウェルシ」頭に羽のついたハチドリ「コッシマ・マニフィセンス」

目次

第1章 未来の海

未来の海の姿/深海に潜る/深海の巨大生物/巨体の上で暮らす生物たち/未来のクラーケン/途方もないダイバーたち/魚雷のような鳥

第2章 マングローブの林

見捨てられた海岸で/嵐のあとの静けさ/沿岸地帯の怪物たち

第3章 新しい大陸

冥界の巨大なオウム/背の高い草のなかでかくれんぼ/巨大な動物どうしの戦い/不気味な産卵/本物の吸血鬼/旅の終わり

第4章 未来の取扱説明書

プレートテクトニクス/地球の暑さと寒さ/生命が方向を失うとき/進化には法則も支配者も存在しない/未来の舞台裏/有機体の「コピー・アンド・ペースト」/極限まで適応させる/完全に新しくしたもの/クリーチャー・デザインの手順

著者略歴

著:マルク・ブレー
マルク・ブレー(Marc Boulay)
CGアーティスト、動物造形家。優れた展示技術を持つクリエイターに与えられるフランスの博物館展示技術革新賞を受賞。パリの国立自然史博物館や科学技術博物館などで作品が展示されている。ドキュメンタリーやフィクションなど数多くの映像作品、IMAX映画の製作にも関わっている。
著:セバスティアン・ステイエ
セバスティアン・ステイエ(Sebastien Steyer)
古生物学者。フランスの国立科学研究センター(CNRS)、国立自然史博物館で研究に従事する。ベストセラー『La Terre avant les dinosaures(恐竜以前の地球)』(Belin社、2009年刊)の著者。化石を求めて世界各地を飛び回るほか、さまざまな科学雑誌やSF雑誌に寄稿している。
監:森 健人
森 健人(もり・けんと)
国立科学博物館動物研究部支援研究員。理学博士。東京大学理学系研究科博士課程卒。剥製や骨格標本作成の基礎となる解剖学的知見の蓄積を進めるほか、博物館標本の3Dモデル化を進めている。また、ライフワークとして哺乳類の筋骨格乾燥標本の作成を行っている。監修書に『巨大生物解剖図鑑』(SPACE SHOWER BOOKS)がある。

ISBN:9784422430256
出版社:創元社
判型:A4変
ページ数:160ページ
定価:2300円(本体)
発行年月日:2017年08月
発売日:2017年08月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:PDZ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:PSAK