著者略歴

著：エーリッヒ・ノイマン
1905年、ベルリン生まれ。1927年哲学の博士号取得。1933年医師資格試験合格。その後、ドイツを離れチューリッヒのユングのもとで研究に従事。1934年以後、テルアビブに居を定め、ユング派の分析家として活躍。ユング研究所、エラノス会議で毎年のように講義、講演を行う。1960年没。邦訳に『アモールとプシケー』『女性の深層』『意識の起源史』（以上、紀伊國屋書店）、『グレート・マザー』（ナツメ社）、『深層心理学と新しい倫理』（人文書院）などがある。ユング派随一の俊才で、深層心理学に人類史的な視野を導入した画期的な研究を始め、女性的心性の発達、創造や芸術の心理について多くの重要な仕事を残した。
訳：氏原　寛
1929年、大阪生まれ。臨床心理士。京都大学文学部卒業。大阪外国語大学教授、大阪市立大学教授、四天王寺国際仏教大学教授、椙山女学園大学教授、帝塚山学院大学大学院人間科学研究科教授を経て、帝塚山学院大学大学院心理教育相談センター長。著書に『心とは何か』（創元社）、『新版 転移/逆転移』『カウンセリングは専門職である』（以上、人文書院）、訳書に「愛すること、生きること」（創元社）、『ユングの世界』（培風館）、他多数。
訳：野村　美紀子
1940年、東京生まれ。翻訳家。言語学、宗教学、ドイツ文学専攻。訳書に『ユングの人間論』『ユングの象徴論』（以上、思索社）、『ヨブへの答え』（ヨルダン社）、『西暦はどのようにして生まれたのか』（教文館）、『シャーマニズムと想像力』（工作舎）、他多数。