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ユング心理学研究 11

ユング心理学と子ども

編:日本ユング心理学会

紙版

内容紹介

ユング心理学は子どもをどのような存在と捉えているのか、そして子どもの問題にどのようにアプローチしているのか。子どもに関する優れた論考を数多く残した河合隼雄の生誕90周年を記念して企画された特集では、河合と深い関わりのあった心理臨床家、作家らが自らの実践や河合との思い出をつづる。詩人の谷川俊太郎氏が創作の舞台裏や河合との興味深いエピソードを披露した学会第7回大会での河合俊雄氏との対談も収録する。

目次

目 次


はじめに  田中康裕

特 集
●没頭することとプレイセラピー  弘中正美
●子どもとユング心理学  リース滝幸子
●いつか「真珠」を抱けるかな――河合隼雄さんのこと・「こども」のこころ  工藤直子
●谷川俊太郎が語る河合隼雄――子どもってどんなだろう?  谷川俊太郎・河合俊雄

論 文
研究論文
●おはなしにならない言葉がおはなしになるとき――統合失調症と診断された人たちと即興で紡ぐ連想物語の考察  鈴木志乃
●アクティヴ・イマジネーションにおけるイマジナーへの帰責の可能性――ユング心理学における自由意志と主体  長坂瑞希
●石牟礼道子作『不知火』における救済のイメージについて  奥田智香子
●「信徳丸」にみる青年の個性化過程と観音信仰――説経節の元型的世界(2)  森文彦

印象記
●国際分析心理学会関連大会印象記2018  河合俊雄
●第5回IAAP/IAJS The Joint Conference 2018 印象記  長野真奈
●第4回ISPDI大会印象記  竹中菜苗
●日本ユング心理学会第7回大会印象記  城谷仁美

文献案内
●“子ども”に関するユング心理学の基礎文献  田熊友紀子
●海外文献  名取琢自

日本ユング心理学会 機関誌投稿規定(2018年9月16日改訂)

ISBN:9784422117119
出版社:創元社
判型:A5
ページ数:200ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2019年04月
発売日:2019年04月17日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MKM