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青のあいだ ガラスオブジェ・タブロー・モノローグ

著:佐々木 宏子

紙版

内容紹介

佐々木宏子が探求している「青のあいだ」は牧谿や俵屋宗達らと共通する精神性を重視する造形美で、日本情緒や日本趣味ではない強固な造形を「間」ではなくひらがなの「あいだ」で現しています。
そのなかで2014・2015年制作の大作タブローと異素材、異技術、異表現に挑戦した中でも最初に取り組んだガラスオブジェ1973-2016年制作の約40点、さらに情報季刊誌に頼まれて寄稿した「青のあいだ-無意識的な自然と意識的なもの」の造形思考と実践に向かった制作の折々の思いを綴ったをモノローグを加え、本年5月(5月31日~6月12日)に開催される「青のあいだ ガラスオブジェとタブロー」展に合わせて作品集として出版します。
「青のあいだ」を海外にも紹介するつもり英語併記とした初個展のカタログと同じく、今回は日伊仏英に翻訳して4カ国語で掲載いたします。

著者略歴

著:佐々木 宏子
佐々木 宏子:ピカソ展、マチス展を見て6才で画家になる決心。1965年フォンタナの「空間概念」有から無に触発され「青のあいだ」無から有を一生のテーマとする。1969 年のヨーロッパ美術研修旅行でアルタミラからバウハウス、古代から現代の美術から確信を得て制作に没頭。1977年の初個展ミキモトホール「青のあいだ」タブロー作品群と「青の精神-無から有」をカタログ(パリ国立図書館蔵)で「青のあいだ」の造形思考「無意識的な自然と意識的なものUnconscious Nature and Conscious Object」を表明しました。半世紀、コバルトブルーのみを使用して「青のあいだ-無意識的な自然と意識的なもの」を探求し、2005年にはフランスの現代音楽の第一人者ピエール・ブーレーズとのミーティングが実現し、互いの作品の構造が共通していることを直に本人に確認しました。女子美術大学元教授。

ISBN:9784416916377
出版社:誠文堂新光社
判型:297x220mm
ページ数:68ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2016年05月
発売日:2016年05月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AGA