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チーム医療の現場を支える精神分析的アプローチ

精神病のコミュニケーションを解き明かす

著:マーカス・エヴァンス
訳:仙道 由香

紙版

内容紹介

深刻な精神科患者をケアする医療関係者は、患者の精神病的な側面に巻き込まれ押しつぶされかねない。本書では、現場が深刻に悩まされる重篤な症状を持つ様々なケースを挙げ、患者の心の精神病的な部分と非・精神病的な部分の動きを精神分析的視点から理解することで、多職種がチームとして支え合い、事態を好転させるための、具体的な考え方と対応が示されている。ハードな現場でチームを組んで支援にあたる、すべての援助職の方に。

原書名:Making Room for Madness in Mental Health: The Psychoanalytic Understanding of Psychotic Communication 

目次

序 論
第1章 実践的な理論
第2章 精神保健現場における精神分析的スーパービジョン
第3章 気が狂いそうにさせられて――境界例の理解へ
第4章 窮地に追い込まれて
――反社会性パーソナリティ障害の患者の精神分析的な理解
第5章 精神病的な波長に周波数を合わせる
第6章 精神病的な患者の管理およびケアにおける精神分析的アセスメントの役割
第7章 意図的な自傷
――「死ぬのは問題ないのです,我慢ならないのは生きていることで」
第8章 拒食症――内なる無言の暗殺者
第9章 ヒステリー――心理的問題の性愛的解決策
結 び

著者略歴

著:マーカス・エヴァンス
Marcus Evans|タビストック・クリニックと個人開業において活躍する、看護師出身の精神分析家
訳:仙道 由香
新大阪心理療法オフィス開業、大阪経済大学非常勤講師

ISBN:9784414414837
出版社:誠信書房
判型:A5
ページ数:238ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2022年07月
発売日:2022年07月14日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:MJ