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心理学叢書

認知症に心理学ができること

医療とケアを向上させるために

監:日本心理学会
他編:岩原 昭彦
他編:松井 三枝

紙版

内容紹介

日本心理学会の公開シンポジウム「認知症医療への心理学的貢献」の講演者が中心となってまとめた一冊。超高齢社会となり、認知症の人が増加するなか、心理学や心理職が認知症を取り巻く課題にどのように向き合い、そしてどのように貢献していけばよいのかについて論じる。診断・医療、支援・ケア、保健・医療という3つの部で構成し、多様なテーマから認知症の姿に迫っていく。共生と予防に向けた新たな視点を得るのに好適である。

目次

編者まえがき

第I部 認知症の診断や治療における心理学的貢献
 第1章 認知症医療における心理学の重要性──神経心理学的視点と心理的サポート
 第2章 認知症における心理職の役割──心理的アセスメントを中心に
 第3章 認知症医療に心理学が果たしてきた役割──過去・現在・未来を考える

第II部 認知症患者の支援に対する心理学的貢献
 第4章 認知症の人の意思決定サポート
 第5章 語られないことから認知症の人々を理解する
 第6章 認知症ケアにおいて大切なこと──老年心理学からのアプローチ

第III部 認知症の保健・医療分野での心理学的貢献
 第7章 認知症の早期発見と早期介入──新しい認知症予防の考え方
 第8章 認知症の人と共生する社会の構築
 第9章 医療心理学に長けた人材の育成

執筆者
岩原昭彦【編者まえがき、第7章】
池田 学【第1章】
松井三枝【第2章】
八田武志【第3章】
加藤佑佳【第4章】
成本 迅【第4章】
緑川 晶【第5章】
佐藤眞一【第6章】
大庭 輝【第8章】
平井 啓【第9章】

著者略歴

他編:岩原 昭彦
京都女子大学発達教育学部教授
他編:松井 三枝
金沢大学国際基幹教育院GS教育系教授

ISBN:9784414311259
出版社:誠信書房
判型:A5
ページ数:188ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2021年06月
発売日:2021年06月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VFD
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:MJ