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フランス十七世紀の舞台装置

マウロの覚書注解

著:冨田 高嗣
著:戸口 民也
著:橋本 能

紙版

内容紹介

 通称『マウロの覚書』Le Mémoire de Mahelot 1 は、フランス17世紀の代表
的な劇団であるオテル・ド・ブルゴーニュ座Troupe de l’Hôtel de Bourgogne
の舞台装置家たちが上演に使用する装置や大道具・小道具を記した手控え
帳ともいうべきものである(以下、本注解では『覚書』とよぶ)。この『覚
書』が書かれた状況はいかなるものだったのか。
 まずはその流れを劇団と劇場を中心にたどり、ついでフランス古典主義演
劇の劇作術を特徴付ける「規則」について述べ、『マウロの覚書』の現代的意義について考えてみたい。
 その後、『覚書』に収められた目録の作品とメモに注解を施す。

目次

第 1 部『 マウロの覚書』とフランス17世紀の舞台装置
 第1章 フランス17世紀の演劇状況
 第2章 『マウロの覚書』とは何か
 第3章 作品の上演年代 23
 第4章 「オテル・ド・ブルゴーニュ座 Ⅰ」
 第5章  「オテル・ド・ブルゴーニュ座 Ⅱ」と「コメディ=フ
     ランセーズ」
 第6章 『マウロの覚書』の現代的意義
第 2 部『 マウロの覚書』注解
 凡例
 本書に収められた作品の目録
 舞台装置のための覚書
  第1章 オテル・ド・ブルゴーニュ座 Ⅰ
  第2章 オテル・ド・ブルゴーニュ座 Ⅱ
  第3章 コメディ=フランセーズ
あとがき
 目録中のメモのない作品
 参考文献
 作品名索引
 作者名索引
 作品名、作者名の原語・邦語対照表

ISBN:9784411022431
出版社:駿河台出版社
判型:A5
ページ数:320ページ
価格:6800円(本体)
発行年月日:2019年02月
発売日:2019年02月15日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AT