出版社を探す

「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー

メディア/ジェンダー/ツーリズム

編:高井 昌吏

紙版

内容紹介

戦争はどう描かれ、消費されてきたのか

目次

第Ⅰ部 悲哀のカタルシス
第一章 「祈念」メディアと「真正さ」の変容――ひめゆりの塔・ツーリズム・資料館(高井昌吏)
第二章 「二十四の瞳」と越境する〈銃後の記憶〉――小説・映画・テーマパークの表象をめぐって(村瀬敬子)
第三章 戦争児童文学が語るもの/語らないもの――『ガラスのうさぎ』を中心として(石田あゆう)
第四章 『夕凪の街 桜の国』と被爆の記憶――原作マンガと映画化作品の比較を通して(山本昭宏)

第Ⅱ部 ヒロイズムへの共感
第五章 少女マンガにおける敵の表象――装置としての戦争と美によるミリタリー・カルチャー(谷本奈穂)
第六章 プラモデルと戦争の「知」――「死の不在」とかっこよさ(坂田謙司)
第七章 「戦艦大和」と特撮愛──テクノロジーへの高揚感(山里裕一)
第八章 「軍神・山本五十六」の変容――映画『太平洋の鷲』から雑誌『プレジデント』まで(福間良明)

著者略歴

編:高井 昌吏
1972年生まれ。桃山学院大学社会学部准教授。著書に『女子マネージャーの誕生とメディア』(ミネルヴァ書房)。共著に『健康優良児とその時代』(青弓社)、『メディア文化を社会学する』(世界思想社)ほか。

ISBN:9784409240915
出版社:人文書院
判型:4-6
ページ数:310ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2011年08月
発売日:2011年08月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB