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有限性の後で

偶然性の必然性についての試論

著:カンタン・メイヤスー
他訳:千葉雅也
他訳:大橋完太郎

紙版

内容紹介

この世界は、まったくの偶然で、別様の世界に変化しうる。人文学を揺るがす思弁的実在論、その最重要作、待望の邦訳。序文:アラン・バディウ「カンタン・メイヤスーの最初の一冊にして代表作である本書は、さほど長いものではないが、濃密に書かれた書物だ。アラン・バディウが序文で述べるように、これは一種の「証明」の試みに他ならない。何を証明するのか。ひとことで言えば、事物それ自体を思考する可能性があるということの証明である。カントの用語を使うならば、本書は、私たちを「物自体」へ向けて改めて旅立たせるものである、と紹介することもできるだろう。」(訳者解説より)

目次

序文(アラン・バディウ)第一章 祖先以前性第二章 形而上学、信仰主義、思弁第三章 事実論性の原理第四章 ヒュームの問題第五章 プトレマイオスの逆襲訳者解説人名索引

著者略歴

著:カンタン・メイヤスー
カンタン・メイヤスー(Quentin Maillassoux) 1967年生まれ。パリ第一大学准教授。著作に、Le Nombre et la sirène: Un déchiffrage du Coup de dés de Mallarmé(2011)、Métaphysique et fiction des mondes hors-science(2013)など。
他訳:千葉雅也
千葉雅也(ちば・まさや) 1978年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。著書に『動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』(河出書房新社、2013年)、『別のしかたで ツイッター哲学』(河出書房新社、2014年)など。
他訳:大橋完太郎
大橋完太郎(おおはし・かんたろう) 1973年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。現在、神戸大学大学院人文学研究科准教授。著書に、『ディドロの唯物論』(法政大学出版局、2011年)など。

ISBN:9784409030905
出版社:人文書院
判型:4-6
ページ数:236ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2016年01月
発売日:2016年01月23日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDH
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1DDF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:1DDN