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イエス・キリストの生涯

原案・著:小川 国夫

紙版

内容紹介

著者は、1985年から86年にかけて12回にわたり、月刊雑誌『福音と世界』にキリストの生涯をたどる珠玉の文章を連載し、話題を呼んだ。それは、カトリック信徒として長年聖書を徹底的に読み込んできた小川が、初めてまとまった形で綴った「キリスト伝」であり、同時に平易・簡明な言葉で語った作家の信仰告白でもある。
没後5年の今年、その記念すべき小川版キリスト伝を単行本化。
まえがきは、加賀乙彦氏。解説は、小川文学研究の第一人者であり、2012年に力作評伝を刊行した勝呂泰氏(桜美林大学教授)。

著者略歴

原案・著:小川 国夫
1927年、静岡県藤枝市に生まれる。旧制静岡高校在学中にカトリック教会で受洗。東大仏文科中退後フランスに留学。57年に発表した『アポロンの島』が島尾敏雄に激賞され、60年代後半から本格的な創作活動に入る。『試みの岸』『或る聖書』などで「内向の世代」を代表する作家と評される。86年『逸民』で川端康成文学賞、94年『悲しみの港』で伊藤整文学賞、98年『ハシッシ・ギャング』で読売文学賞を受賞。また『聖書 新共同訳』の翻訳事業に作家の立場から協力した。2008年逝去。

ISBN:9784400627722
出版社:新教出版社
判型:4-6
ページ数:254ページ
定価:1900円(本体)
発行年月日:2013年08月
発売日:2013年08月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRM
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QRAX