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残された人が編む物語

著:桂望実

紙版

内容紹介

消えてしまったあなたへ――
突然の失踪。動機は不明。音信は不通。
足取りを追って見えてきた、失踪人たちの秘められた人生。
喪失を抱えて立ちすくむ人々が、あらたな一歩を踏み出す物語。


「知っている人がいて欲しい」
主婦の上田亜矢子は、疎遠だった弟・和也が消えていたと知り驚愕する。
行方不明者捜索協会に依頼して、担当になった西山静香と、和也の行方を追うことに。
和也と時間を共にした人たちから聞かされる話は、亜矢子が知っていた弟とは違っていて……(「第一話 弟と詩集」)。
行方不明者捜索協会を訪れる依頼人と、そこで働く西山静香。
消えた人の人生を「物語」と呼ぶには、ある事情があって――。
捜索のはてに、彼らがみつけたものとは。感涙の連作集。

著者略歴

著:桂望実
1965年、東京都生まれ。大妻女子大学卒業。会社員、フリーライターを経て、2003年、『死日記』でエクスナレッジ社「作家への道! 」優秀賞を受賞しデビュー。05年刊行の『県庁の星』が映画化されベストセラーに。他の著書に『恋愛検定』『僕は金になる』(ともに祥伝社文庫)、『結婚させる家』『終活の準備はお済みですか?』など多数。

ISBN:9784396636241
出版社:祥伝社
判型:4-6
定価:1700円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ