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卑弥呼の密室

著:獅子宮 敏彦

紙版

内容紹介

女王は殺された!?
邪馬台国とは何だったのか? 現代の不可能殺人が導く、その正体――
驚天動地のトリックで贈る本格歴史ミステリー!

「邪馬台国を見つけた。『親魏倭王』の金印を見た……」
歴史研究者だった祖父の言葉を糸口に、ライター黒覇王樹が“魏の使者の目的は女王暗殺だった"という説を発表した直後、何者かに襲撃される。危機を救った謎の美女上偶一十三は、祖父の研究仲間鏡英輔の子孫に黒覇を引き合わせた。
日本が太平洋戦争へと突き進んでいた時代、祖父と鏡は、卑弥呼の墓を守り続けているという者たちに接触していたのだ。邪馬台国の末裔を称する彼らには、“卑弥呼が密室で殺された"という驚くべき秘密が伝えられていた。
黒覇が墓の発掘を依頼され、山中の村を訪れた夜、女王として君臨する老女を潜入者が襲う。さらに、拘束したはずの暴漢が密室で死体となって発見され……。
邪馬台国の真の姿は? 執拗な襲撃者の正体は? 現代の不可能犯罪が、古代の密室殺人を解き明かす歴史推理誕生!

目次

序章 倭人ハ帯方ノ東南ノ大海ノ中ニ在リ
第一章 始メテ一海ヲ度ルコト
第二章 南、邪馬台国ニ至ル
第三章 女王ノ都スル所
第四章 大イニ冢ヲ作ル
第五章 国中服セズ、更相誅殺ス
第六章 今汝ヲ以テ親魏倭王ト為ス
第七章 鬼道ニ事エ、能ク衆ヲ惑ワス
終章 政等ノ還ルヲ送ラシム

著者略歴

著:獅子宮 敏彦
奈良県生まれ。龍谷大学卒。1990年「小田原の織社」(別名義)で第29回オール讀物推理小説新人賞を受賞。2003年「神国崩壊」』で第10回創元推理短編賞を受賞。著書は『砂楼に登りし者たち』『神国崩壊』『天命龍綺 大陸の魔宮殿』『君の館で惨劇を』

ISBN:9784396634261
出版社:祥伝社
判型:4-6
ページ数:378ページ
定価:1700円(本体)
発行年月日:2013年10月
発売日:2013年10月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ