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僕の音楽物語 1972-2011

名もなきミュージシャンの手帳が語る日本ポップス興亡史

著:平野 肇

紙版

目次

楽譜も読めない大学生がいきなりプロに。折しも音楽業界は空前の激動期を迎えていた!

満足に楽譜も読めなかった大学生が、いつのまにか飛び込んだプロ・ミュージシャンの世界。レコーディング、ライブツアー、TV・ラジオ出演、各種イベント……数々の出会いと昂奮の体験。そして繰り返される離合集散の日常。折しも1970年代半ば、大衆音楽界は巨大ビジネスへの転換期を迎え、激動していた。夥しいアーティストを、ドラマーとしてステージの背後から眺めていた著者が綴る、彼らの素顔と音楽業界の実像。これは、かつて書かれたことのなかった、そしてビッグスターたちには決して語り得なかった、日本ポップス発展期の貴重な証言史でもある。

【本書登場するミュージシャン&アーティスト】(順不同)
荒井由実、吉田拓郎、岡林信康、小坂忠、細野晴臣、松任谷正隆、坂本龍一、駒沢裕城、久保田麻琴、石川鷹彦、瀬川洋、山岡英二(吉幾三)、吉川忠英、山本潤子、山本コウタロー、徳武弘文、五輪真弓、ブレッド&バター、BUZZ、山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子、長谷川きよし、吉田豊、宇崎竜童、小室等、遠藤賢司、りりイ、斉藤ノブ、伊藤銀次、吉田健、国吉良一、茂木由多加、佐久間正英、岡井大二、大滝詠一、矢野誠、本多信介、あがた森魚、矢野顕子、中沢厚子、笛吹利明、高田真樹子、児島鉄兵、岡本正、原久美子、伊藤薫、バンバン、石川セリ、下田逸郎、庄野真代、来生たかお、白季千加子、川島康子、ちあきなおみ、近藤正臣、増田俊郎、鈴木キサブロー、中西康晴、都留教博、河合徹三、岡本おさみ、NSP、内藤やす子、子門真人、松山千春、堀内孝雄、忌野清志郎、西島三重子、門谷憲二、徳永英明、柳ジョージ、加奈崎芳太郎、C・W・ニコル、杉田二郎、梶原真知子、シュガー、ふきのとう、山崎ハコ、浅野温子、ポール・ストゥーキー(PP&M)、ウクレレ雑技団、平野融etc.etc.

[目次]
はじめに
一章 狭(さ)山(やま)米軍ハウス 
二章 雪山のステッペンウルフ
三章 憧れのセッションマン
四章 デビューコンサート
五章 音楽業界の入口で
六章 ペニーレインでバーボンを
七章 ルージュの伝言
八章 A HARD DAY’S NIGHT
九章 スタジオと煙草とツアーと酒と
十章 ミュージシャン行動学入門
十一章 音楽という仕事
十二章 忙しいことはいいことだ?
十三章 風がやんだ日
十四章 バンド元年~作詞家元年
十五章 エンヤトットと小説家
十六章 音楽活動再開まで
あとがき

著者略歴

著:平野 肇
1951年、東京生まれ。慶応大学経済学部卒業。大学在学中より荒井由実のバックバンド「ダディ・オー!」のドラマーとしてプロ活動を開始。その後、吉田拓郎、五輪真弓、岡林信康、ふきのとう等、様々なアーティスト(別掲参照)のレコーディングやライブに参加し、作詞家としても活躍。93年、『昆虫巡査』(祥伝社刊)で推理作家としてデビュー、独自の作風でネイチャー・ミステリーという新ジャンルを開拓した。現在も音楽と文筆の両分野で活動を続け、近年はケルトミュージックとの出会いにより、打楽器のみならずブズーキやギターなどの弦楽器奏者としても活躍している。

ISBN:9784396620806
出版社:祥伝社
判型:4-6
ページ数:376ページ
定価:1800円(本体)
発行年月日:2011年09月
発売日:2011年09月05日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVL