全電源喪失の記憶
福島第1原発・100人の核心証言
著:共同通信社原子力報道室
編著:高橋 秀樹
紙版
内容紹介
本書は、共同通信社記者高橋秀樹をはじめとした原発事故取材班が、平成26年3月から全78回にわたり全国契約紙31紙に配信した長期連載「全電源喪失の記憶 証言・福島第1原発」に加筆修正して書籍化したものである。
3.11は私たちにどんな教訓を残したのか――。
震災から4年が経過し、災害の記憶が風化しつつある今こそ、事故を振り返る証言資料を残す作業が必要だ。
本書では、事故対応にあたった当事者たちの貴重な実名証言によって、3月11日から15日にかけて福島第1原発が全交流電源を喪失した、緊迫の5日間の様子を明らかにしてゆく。
朝日新聞「吉田調書報道」を打ち砕いた、現場記者の綿密な取材による詳細な事実の描写は、他の類書の追随を許さない、本書最大の特色である。