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祥伝社文庫

もうひとつの評決

著:小杉健治

紙版

内容紹介

5対4で有罪――
この判決は、ほんとうに正しかったのか?
死刑か冤罪か。
母娘殺害事件を巡り、6人の裁判員と3人の裁判官は究極の選択を迫られる!
法廷ミステリーの傑作、初の文庫化!

被告人は三十間近の冴えない男だった。出会い系サイトで知り合った女とその母を殺したのだ。離婚協議中の会社経営者・堀川恭平は裁判員制度により選ばれ、彼の審理に参加することに。最高刑が死刑まである事件だ。ところが公判初日、男は一転無罪を主張。法律の素人である6人の裁判員の議論は紛糾、新たな仮説まで浮上する。やがて堀川らの人生は事件の真相に蝕まれ……。『裁判員――もうひとつの評議』改題作品

著者略歴

著:小杉健治
1947年、東京生まれ。83年「原島弁護士の処置」で、オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。87年『絆』で日本推理作家協会賞を、90年『土俵を走る殺意』で吉川英治文学新人賞を受賞する。以降、社会派推理、時代小説の旗手として活躍。「風烈廻り与力・青柳剣一郎」シリーズは60冊を超える大ロングベストセラーに。近著に『桜の下で』(祥伝社文庫)がある。

ISBN:9784396348700
出版社:祥伝社
判型:文庫
ページ数:376ページ
定価:800円(本体)
発行年月日:2023年02月
発売日:2023年02月09日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:FF
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:FXS
国際分類コード【Thema(シーマ)】 4:LNAA12
国際分類コード【Thema(シーマ)】 5:1