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祥伝社文庫

春風譜 風の市兵衛 弐

著:辻堂魁

紙版

内容紹介

市兵衛、愛情ゆえに断ち切れた、父子の絆を紡げるか!
利根川の利権争いの絶えない我孫子宿近在で、二組の父子を陥れた悪夢とは!?

唐木市兵衛は我孫子宿近くの村を訪れていた。小春の兄の又造が、妹と≪鬼しぶ≫の息子・良一郎との縁談を知り家出したのを、迎えに出たのだ。ところが、又造は訪ね先の親戚ともども行方知れずだった。同じ頃、村近くで宿の貸元と、流れ者の惨殺体が発見された。近在では利根川の渡船業等の利権争いで、貸元たちが対立していた。市兵衛は失踪人探索を始めるが……。

著者略歴

著:辻堂魁
1948年、高知県生まれ 。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆業に入る。2010年に刊行された『風の市兵衛』(祥伝社文庫)がシリーズ化されるや、圧倒的支持を得る。18年には連続テレビドラマ化され、“そろばん侍”が人気沸騰、お茶の間に熱狂的ファンを生んだ。著書に『残照の剣』『乱れ雲』『寒月に立つ』『斬雪』「日暮し同心始末帖」「花川戸町自身番日記」シリーズ他多数。

ISBN:9784396348168
出版社:祥伝社
判型:文庫
定価:720円(本体)
発行年月日:2022年06月
発売日:2022年06月10日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ