祥伝社文庫
街道の牙 影御用・真壁清四郎
著:黒崎 裕一郎
紙版
内容紹介
瞬息の逆胴、奸悪を斬る!
時は天保、陰謀渦巻く甲州路を、密命を受けた旗本風来坊・真壁清四郎がひた奔る。
暗夜、大店の材木問屋の主人が番頭ともども無残に斬り殺される。懐には金も残され、狙いがわからない。昨今、一太刀で命を奪う凄腕の殺し屋が暗躍していたのだ。そんな折、大目付兼道中奉行の真壁周防守は、次男清四郎に密命を下す。甲州街道を巡察中、上野原宿で配下が斬殺された一件を探れ、と。清四郎は一路甲州へ。鏡心明智流皆伝の剣技が悪を斃す、傑作剣客譚。