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祥伝社文庫

神の子

花川戸町自身番日記

著:辻堂 魁

紙版

内容紹介

人の本心は誰にもわからない。だから思い遣る――
隅田川近くの横町に生きる人々が、手探りで明日を掴もうとする、江戸の人間交差点!

浅草花川戸界隈には、《人情小路》と呼ばれる横町があった。戯作者を目指す可一はその辻の自身番の書役として、町内の出来事を日記に残していた。そこに綴られていたのは、一膳飯屋を営む男を衝き動かした慕情や、大好きな父親の窮地を救おうとする童女の奇跡、武士の義ゆえに添い遂げられない夫婦の絆だった――
健気に懸命に生きる人々を描く、感涙必至の時代小説。

著者略歴

著:辻堂 魁
辻堂 魁
1948年、高知県生まれ 。早稲田大学文学部卒業後、出版社勤務を経て執筆業に入る。2010年に刊行された『風の市兵衛』(祥伝社文庫)がシリーズ化されるや、圧倒的支持を得て、225万部を突破。18年には連続テレビドラマ化され、“そろばん侍”が人気沸騰、お茶の間に熱狂的ファンを生んだ。本書は著者のすべてが詰まった初期の傑作。著書に『残照の剣』「日暮し同心始末帖」シリーズ他多数。

ISBN:9784396346676
出版社:祥伝社
判型:文庫
ページ数:344ページ
定価:720円(本体)
発行年月日:2020年09月
発売日:2020年09月11日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ