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「行きたくなる」オフィス

集う場のデザイン

著:花田 愛

紙版

内容紹介

リモートワークが広がり、場所を固定しない働き方が広がる昨今、「行きたくなる」オフィスとはどのような場所なのか。新たな価値を創造するために人が集い、課題に取り組むためには、どのような環境が求められているのか。グループワーク、コミュニケーションを活性化させ環境デザインの要件をユニークなイラスト、図版とともに解説。

目次

はじめに
「行きたくなる」オフィスをデザインする 花田 愛
空間
働き方が変わったいま、出社したくなるオフィスとは?
チームを活かすことができるのはどんな場所?
カジュアルな空間は、仕事のパフォーマンスを上げる?
[検証]
1 「行きたくなる」オフィスはどんな場所か
2 どんなプロジェクトワークが成果をあげるのか
3 「チームを活かす」オフィスはどんな場所か
4 カジュアルな空間は仕事にどんな効果を及ぼすのか

視線
集中が途切れないのは、どんなスペース?
グループワークを活性化させる座席の向きは?
ノートパソコンは各自持参。それでも会議にディスプレイは必要?
[検証]
5 隣とどう仕切ると集中できるのか①
6 隣とどう仕切ると集中できるのか②
7 席の配置や資料の向きが、グループワークにどう影響するか
8 ディスプレイの位置が、グループワークにどう影響するか

接触
会話中の動きは、私たちのどんな意識を表している?
立ち話の最中、どこかに触れたくなるのはなぜ?
立ったまま会話をする2人の間に、テーブルは必要?
[検証]
9 会話中の姿勢はどのように変化するか
10 立ち話の最中、両手はどこに触れているか
11 テーブルの大きさや高さは、会話にどう影響するか

位置
2人の共同作業がはかどるのは隣の席、それとも?
四角いテーブルと丸いテーブル、共同作業にどう影響する?
立ち姿勢が仕事の効率を上げるって、本当?
ローテーブルやソファは、どんな仕事に向く?
[検証]
12 座席の配置が、ペアタスクにどう影響するか
13 テーブルの形が、ペアタスクにどう影響するか
14 立位と座位が、作業中の心理にどう影響するか
15 テーブルの高さは、コミュニケーションにどう影響するか 

インタビュー 
使う人びとを信頼し、謙虚に、誠実につくる
 大西麻貴(建築家)+百田有希(建築家)
「ここならいてもいいかな」と思える場づくり
 永井玲衣(哲学研究者)

著者略歴

著:花田 愛
株式会社オカムラ ワークデザイン研究所

リサーチセンター 所長


大学院卒業後、岡村製作所(現オカムラ)に入社。専門は芸術工学。空間デザイナーを経て、現在はコミュニケーションと空間環境をテーマに、これからのはたらき方とその空間の在り方についての研究に従事。博士(学術)。大阪大学国際公共政策学部招聘教員、名古屋市立大学芸術工学部非常勤講師。著書に『オフィスはもっと楽しくなる—はたらき方と空間の多様性』(共著、プレジデント社)がある。

ISBN:9784395322046
出版社:彰国社
判型:A5
ページ数:208ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2024年04月
発売日:2024年04月02日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:KJ
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:KF