金子みすゞ詩選集 雨のあと
著:金子 みすゞ
紙版
内容紹介
日々がつらくなった時こそ
金子みすゞ
金子みすゞは、1903(明治36)年に山口県で生まれ、大正中期から昭和初期に活躍した童謡詩人です。彼女の残した作品には、こまやかな気づかいの優しい言葉が溢れています。「私」の存在や、小さな動植物に対する愛情、悲しみなど、現代に生きる人びとに大切なこころのありかを教えてくれます。いつの間にか忘れていた小さな幸せ、生活する喜びにもあらためて気づかせてくれるのです。本書では金子みすゞの名詩を47編収録。金子みすゞを知るきっかけとなる一冊となります。
目次
序にかえて/こころ/私と小鳥と鈴と/四月/木/春の朝/露/土と草/美しい町/転校生/このみち/ふうせん/あるとき/海とかもめ/おさかな/忙しい空/お日さん、雨さん/水と影/もくせいの灯/燕の母さん/帆/明るい方へ/こだまでしょうか/草原の夜/栗/いいこと/達磨おくり/お菓子/石ころ/山茶花/積った雪/ねがい/わらい/昼と夜/雪/さびしいとき/星とたんぽぽ/もくせい/草原/葉っぱの赤ちゃん/誰がほんとを/灰/雨のあと/橙の花/薔薇の根/暦と時計/どんぐり/お花だったら