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太宰治 女性小説セレクション 誰も知らぬ

編:井原 あや
著:太宰 治

紙版

内容紹介

ダザイが、女性に向けて書いた作品たち――
「誰も知らぬ」「恥」といった女性語りの作品や、
心中事件をモチーフにした「雌に就いて」など、
『若草』『婦人画報』といった女性雑誌に掲載された19作品を掲載。

目次

収録作品
「雌に就いて」 「喝采」 「I can speak」 「あさましきもの」 「燈籠」
「葉桜と魔笛」 「ア、秋」 「おしやれ童子」 「美しい兄たち」 「老ハイデルベルヒ」
「誰も知らぬ」 「貨幣」 「乞食学生」 「ろまん燈籠」 「令嬢アユ」 「恥」
「十二月八日」 「律子と貞子」 「雪の夜の話」

著者略歴

編:井原 あや
大妻女子大学ほか非常勤講師。専門は日本近代文学。主な著書・論文に『〈スキャンダラスな女〉を欲望する 文学・女性週刊誌・ジェンダー』(青弓社、2015)、「戦時下の朗読文学――作家・メディア・投稿」(内海紀子・小澤純・平浩一編『太宰治と戦争』ひつじ書房、2019)など。
著:太宰 治
1909年6月、青森県生れ。学生時代から小説の創作を始める。東大仏文科入学を機に上京。在学中に非合法運動に従事するもやがて転向し、以降、本格的な執筆活動を開始する。1935年に「逆行」が第1回芥川賞の次席となり、翌年、第一創作集『晩年』を刊行。1939年に結婚し、「富嶽百景」や「女生徒」、「走れメロス」などを発表。戦後には『斜陽』がベストセラーとなり、流行作家となる。「人間失格」を発表した1948年の6月に、玉川上水で入水自殺。織田作之助、坂口安吾らと共に「新戯作派」「無頼派」と呼ばれた。

ISBN:9784394190028
出版社:春陽堂書店
判型:4-6
ページ数:320ページ
定価:2700円(本体)
発行年月日:2019年06月
発売日:2019年06月26日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:FB
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:1FPJ