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シャンドールピアノ教本

身体・音・表現

著:ジョルジ・シャンドール
訳:岡田 暁生

紙版

内容紹介

稀代のヴィルトゥオーソが指奏法・重量奏法の誤りを明快に指摘、指?腕の動きを効率的にコーディネートする「5つの基本動作」を提唱。現代ピアノ奏法の決定版。図版150点。

目次

序 日本版に寄せて
はじめに
第1部 ピアノ技術における基本要素
 第1章 音楽・動作(モーション)・感情(エモーション);)
 第2章 ピアノ
 第3章 演奏する身体のメカニズム
第2部 五つの基本動作
 第4章 自由落下
 第5章 五指運動と音階(スケール)と分散和音(アルペジオ)
 第6章 回転
 第7章 スタッカート
 第8章 突き
 第9章 五つの基本動作のまとめ
第3部 技術は音楽になる
 第10章 五つの基本動作の確認と応用
 第11章 独立と相互作用
 第12章 ペダル
 第13章 歌う音
 第14章 練習について
 第15章 暗譜
 第16章 音楽の句読法
 第17章 公開演奏
 第18章 舞台マナー/癖(マニエリズム)と有り余るエネルギー

訳者あとがき 「身体の近代/近代の身体」からの決別(岡田暁生)
参考資料 シャンドールを知るためのCDリスト
事項索引
人名索引

著者略歴

著:ジョルジ・シャンドール
Gyorgy Sandor(ジョルジ・シャンドール)

1912年ブダペスト生まれ。伝説的なヴィルトゥオーソ・ピアニスト。リスト音楽院でピアノをベラ・バルトークに、作曲をゾルタン・コダーイに学ぶ。動乱を逃れてアメリカに亡命後、旺盛な演奏活動を展開。バルトークの主要作品の初演を数多く行ったことで知られ、特に1945年1月の《舞踏組曲》世界初演(カーネギーホール)が有名。長くジュリアード音楽院で教鞭をとり、国内外で演奏活動を行うかたわら、各地のピアノ・コンクールの審査員も務めた。2005年12月9日、逝去。
訳:岡田 暁生
1960年、京都生まれ。大阪大学文学部博士課程単位取得退学。ミュンヘン大学およびフライブルク大学で音楽学を学ぶ。現在、京都大学人文科学研究所准教授。文学博士。
『〈バラの騎士〉の夢』(春秋社、1997年)でデビューし、『オペラの運命』(中公新書、2001年)でサントリー学芸賞を受賞。著書はほかに『西洋音楽史』(中公新書、2005年)、『恋愛哲学者モーツァルト』(新潮選書、2008年)、『CD&DVD51で語る西洋音楽史』(新書館、2008年)。共著・監修『ピアノを弾く身体』(春秋社、2003年)、監訳『シャンドールピアノ教本』(春秋社、2005年)。

ISBN:9784393937631
出版社:春秋社
判型:A5
ページ数:360ページ
定価:3500円(本体)
発行年月日:2005年02月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR