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音楽と思索の廻廊

著:梅津 時比古

紙版

内容紹介

毎日新聞連載の名物コラムで新しい音楽批評の地平を切り開いてきた著者の最新エッセイ集。味わい深い名文が冴え渡る138編を厳選(2017年夏以降)。日々の暮らしの中の音楽の意味、名演奏家達のコンサート聴取記等、コロナ禍の中の音楽と文化のありようを照射。

目次

PART 1 音のイマジネーション
 「音のかなたへ」2017年6月~2023年6月 71編
PART 2 音のパースペクティヴ
 「新・コンサートを読む」2017年4月~2022年3月 56編
 「コンサートからの問い」2022年4月~2023年6月 13編

あとがき
索引

著者略歴

著:梅津 時比古
神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学第一文学部西洋哲学科卒業。現在、毎日新聞特別編集委員、桐朋学園大学特命教授、早稲田大学招聘研究員。
著作は、1)フランツ・シューベルト研究 2)宮沢賢治研究 3)音楽エッセイ(批評を含む)を柱にしている。
1)『冬の旅 24の象徴の森へ』(東京書籍)、『死せる菩提樹――シューベルト《冬の旅》と幻想』(春秋社)、『《水車屋の美しい娘》――シューベルトとミュラーと浄化の調べ』(春秋社)。前二冊はドイツで翻訳され、Roderer Verlag より《哲学叢書》の第46巻、第53巻として刊行されている。
2)『〈セロ弾きのゴーシュ〉の音楽論――音楽の近代主義を超えて』(東京書籍、第54回芸術選奨文部科学大臣賞、第19回岩手日報文学賞賢治賞)。『〈ゴーシュ〉という名前――〈セロ弾きのゴーシュ〉論』(東京書籍、NHK制定「日本の100冊」)。
3)『フェルメールの楽器――音楽の新しい聴き方』(毎日新聞社、日本記者クラブ賞)、『音のかなたへ』(毎日新聞出版)など、新聞連載を基にしたもの8冊、新聞以外のもの3冊がある。

ISBN:9784393936108
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:312ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2023年08月
発売日:2023年08月31日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AV