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幸せのレッスン

著:エレーヌ・グリモー
訳:横道 朝子

紙版

内容紹介

「何かを伝えること、命を渡す人になること。信じること、愛すること、考えること、存在すること。そして、手を差し伸べること。」

世界中のファンを魅了するピアニストが贈る、新たな目覚めの物語。
自分を見つめなおすための旅先で彼女が見出した生き方(スタイル)とは……


『幸せのレッスン』は「幸福とは何か」をメインテーマに、さまざまな要素がたがいに響きあう交響曲のような作品である。仕事にやりがいはあるものの多忙を極める日々に疑問を抱いた女性が、ふと出かけた旅の中で、風景や芸術、見知らぬ人々との出会いによって、自分にとっての幸せを見出していくという展開は、悩みながらも日々を懸命に生きる多くの人々に共感してもらえる内容ではないだろうか。(「訳者あとがき」より)

著者略歴

著:エレーヌ・グリモー
Helene Grimaud 1969年、エクサンプロヴァンスに生まれる。マルセイユ音楽院でピエール・バルビゼに師事した後、13歳でパリ国立高等音楽院(CNSMDP)に進学、ソリストとしての研鑚を積み、1987年に東京で最初のリサイタルを行った。
執筆活動も行う彼女は、2003年に処女作Variations sauvages (Éditions Robert Laffont)(『野生のしらべ』北代美和子訳、ランダムハウス講談社、2004年)、2005年にLeçons particulières (Éditions Robert Laffont)、2013年にRetour à Salem (Éditions Albin Michel)を出版し、世界中の多くの読者を魅了している。
野生動物の保護育成にも積極的に取り組み、1999年にアメリカにオオカミの保護育成施設「ニューヨーク・ウルフ・センター」を設立。2006年までアメリカに居住していたが、現在はスイスを拠点に、旺盛な演奏活動を続けている。
訳:横道 朝子
ナント大学大学院博士課程修了。同大学で博士号(文学)を取得。専門はフランス文学、特に、20世紀の詩人フランシス・ポンジュ。日本フランス語フランス文学会、国際ポンジュ学会会員。

ISBN:9784393936016
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2018年10月
発売日:2018年10月25日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM