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巡り逢う才能

音楽家たちの1853年

著:ヒュー・マクドナルド
訳:森内 薫

紙版

内容紹介

ブラームスが一躍有名となり、ベルリオーズとワーグナーは長い沈黙を経て作曲活動を再開し、シューマンは作曲家としての活動に終止符を打つことになった1853年は、音楽の歴史に新たな幕が開かれた記念すべき年である。本書は、それぞれ「新しい道」を歩み始めた音楽家たちの交流の軌跡を追い、来たる盛期ロマン派音楽の胎動を臨場感たっぷりに伝える。鉄道網が整備され、人と情報の往来が格段に容易になった欧州を、音楽家たちが駆け巡る!

著者略歴

著:ヒュー・マクドナルド
イギリス出身。セントルイス・ワシントン大学名誉教授。これまでケンブリッジ大学、オックスフォード大学で教えたのち、グラスゴー大学とセントルイス・ワシントン大学で教授を務める。スクリャービンやベルリオーズに関する著作があるほか、ベーレンライター社から刊行された『新ベルリオーズ全集』(全26巻)の編集主幹を務めた。近著にBeethoven’s Century: Essays on Composers and Themes(Rochester University Press, 2008)、Bizet(Master Musicians Series, Oxford University Press, 2014)など(いずれも未邦訳)。
訳:森内 薫
翻訳家。上智大学外国語学部フランス語学科卒業。訳書にT・ヴェルメシュ『帰ってきたヒトラー』、M・ムーティエ『ドイツ国防軍兵士たちの100通の手紙』(以上、河出書房新社)、E・エペル『テロメア・エフェクト』(NHK出版)、D・ブラウン『ヒトラーのオリンピックに挑め――若者たちがボートに託した夢』(早川書房)、E・フォックス『脳科学は人格を変えられるか?』(文藝春秋)、R・マーティン『愛が実を結ぶとき』(岩波書店)、C・リンケ『ダライラマ 子どもと語る』(共訳、春秋社)などがある。

ISBN:9784393932087
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:384ページ
定価:3000円(本体)
発行年月日:2017年12月
発売日:2017年12月22日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVM