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ベートーヴェン ピアノ・ソナタの探究

著:野平 一郎

紙版

内容紹介

現代に生きる音楽家が今日、創造的な演奏をするために、作品をいかに分析し演奏につなげていくかという視座で、32のピアノ・ソナタより主要な12曲をとりあげ、豊富な譜例とともに縦横無尽に論じ、新たな演奏の可能性を探る。楽譜の行間を読み、創作の場に深く踏み込んでベートーヴェンの創造の核心に迫る試み。2020年の生誕250年を前に、今なぜあらためてベートーヴェンなのかという問いに作曲家=ピアニストならではの比類なき切り口で応答する、斬新なベートーヴェン・ピアノ・ソナタ論。

著者略歴

著:野平 一郎
1953年生まれ。作曲家、ピアニスト。
東京藝術大学、同大学院修士課程作曲科を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。作曲、ピアノ、指揮、プロデュース、教育等の多方面で活躍。ピアニストとしては国内外のオーケストラにソリストとして出演する一方、多くの内外の名手たちと共演し、室内楽奏者としても活躍。古典から現代までレパートリーは幅広い。90曲以上に及ぶ自らの作品の中にはフランス文化省、IRCAM、ベルリン・ドイツ交響楽団、国立劇場その他からの委嘱作品がある。
サントリー音楽賞(2004)、芸術選奨文部科学大臣賞(2005)、紫綬褒章(2012)等受賞多数。現在、静岡音楽館AOI芸術監督、東京藝術大学作曲科教授。

ISBN:9784393932070
出版社:春秋社
判型:A5
ページ数:416ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2017年07月
発売日:2017年07月24日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:AVR