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[新版] 質的研究入門

新版

〈人間の科学〉のための方法論

著:U. フリック
他訳:小田 博志
他訳:小田 博志

紙版

内容紹介

画期的入門書として多くの読者に支持されてきた『質的研究入門』刊行から9年、全面改訂の新版です。旧版の改良に加え、新たな11章を増補。急速な発展を続ける「質的研究」の最新動向を詳細に盛り込んだ待望の1冊。

目次

監訳者まえがき

第Ⅰ部 フレームワーク
第1章 この本へのガイド
第2章 質的研究 なぜ、いかに行なうか
第3章 質的研究と量的研究
第4章 質的研究の倫理

第Ⅱ部 理論からテクストへ
第5章 質的研究における文献の利用
第6章 理論的立場
第7章 認識論的背景:テクストの構築と理解

第Ⅲ部 研究デザイン
第8章 質的研究のプロセス
第9章 研究設問
第10章 フィールドへのアクセス
第11章 サンプリング戦略
第12章 いかに質的研究をデザインするか:概観

第Ⅳ部 口頭データ
第13章 半構造化インタビュー
第14章 データとしてのナラティブ
第15章 フォーカス・グループ
第16章 口頭データ収集法の概観

第Ⅴ部 観察と媒介データ
第17章 観察とエスノグラフィー
第18章 ビジュアル・データ:写真、映画、ビデオ
第19章 データとしてのドキュメントの利用
第20章 質的オンライン研究:インターネットを使う
第21章 観察と媒介データの概観

第Ⅵ部 テクストから理論へ
第22章 データの記録と文書化
第23章 コード化とカテゴリー化
第24章 会話、ディスコース、ジャンル分析
第25章 ナラティブ分析・解釈学的分析
第26章 質的研究におけるコンピュータ
第27章 テクスト解釈法の概観

第Ⅶ部 質的研究の基礎づけと執筆
第28章 質的研究の評価基準
第29章 質的研究の質 基準を超えて
第30章 質的研究を書く

第Ⅷ部 質的研究:統合と展望
第31章 質的研究の実際Ⅰ:グラウンデッド・セオリー
第32章 質的研究の実際Ⅱ:トライアンギュレーション
第33章 質的研究の最先端と未来

文献表
解説
日本語で読める質的研究の文献
用語集
用語翻訳メモ
事項索引
人名索引
著者・訳者紹介

著者略歴

著:U. フリック
Uwe Flick(ウヴェ・フリック)

1956年生まれ。心理学専攻。ベルリンのアリス・サロモン応用科学大学看護管理学部教授。専攻は実証看護研究(質的研究)。カナダ・ニューファンドランド州のセントジョンズ記念大学で兼任教授も務める。
他訳:小田 博志
専攻、人類学。北海道大学大学院文学研究院教授。現在、生命と自発性をキーワードにエスノグラフィーの深化を模索している。大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了の後、ハイデルベルク大学で博士号を取得。著書に『平和の人類学』(関雄二と共編、法律文化社)、『ナラティヴ・アプローチ』(共著、野口裕二編、勁草書房)、『人類学で世界をみる』(共著、春日直樹編、ミネルヴァ書房)、『質的研究の方法』(共著、語り手 波平恵美子、春秋社)、『生きる智慧はフィールドで学んだ――現代人類学入門』(山口未花子、ケイトリン・コーカーと共著、ナカニシヤ出版)など、訳書にウヴェ・フリック『新版 質的研究入門』(監訳、春秋社)などがある。
他訳:小田 博志
専攻、人類学。北海道大学大学院文学研究院教授。現在、生命と自発性をキーワードにエスノグラフィーの深化を模索している。大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了の後、ハイデルベルク大学で博士号を取得。著書に『平和の人類学』(関雄二と共編、法律文化社)、『ナラティヴ・アプローチ』(共著、野口裕二編、勁草書房)、『人類学で世界をみる』(共著、春日直樹編、ミネルヴァ書房)、『質的研究の方法』(共著、語り手 波平恵美子、春秋社)、『生きる智慧はフィールドで学んだ――現代人類学入門』(山口未花子、ケイトリン・コーカーと共著、ナカニシヤ出版)など、訳書にウヴェ・フリック『新版 質的研究入門』(監訳、春秋社)などがある。

ISBN:9784393499108
出版社:春秋社
判型:A5
ページ数:688ページ
定価:4500円(本体)
発行年月日:2011年02月
発売日:2011年02月28日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JB