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キリスト教と近代の迷宮

著:大澤 真幸
著:稲垣 久和

紙版

内容紹介

現代思想の尖端をひた走る社会学の鬼才と物理学出身の異色のキリスト教哲学者が、西洋近代誕生の謎と現代日本の根本問題に挑む! 原罪が生みだした近代科学、キリスト教と資本主義の本当の関係、和魂洋才という嘘、日本人が敗戦を直視できないわけ、北朝鮮への対処法。歴史と思想の照応が生みだす真の洞察が、日本社会の歪な近代化への処方箋を示す。

著者略歴

著:大澤 真幸
1958年、長野県生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。千葉大学助教授、京都大学人間・環境学研究科教授などを歴任、現在、個人思想誌『Thinking 「O」』(左右社)を主宰。著書に『身体の比較社会学』1・2(勁草書房)、『虚構の時代の果て』(ちくま新書)、『恋愛の不可能制について』『現実の向こう』(春秋社)、『ナショナリズムの由来』(講談社)、『<世界史>の哲学』古代篇・中世篇・東洋篇(講談社)、『自由という牢獄』(岩波書店)、『日本史のなぞ』(朝日新書)、『憎悪と愛の哲学』(角川書店)ほか多数。
著:稲垣 久和
1947年、東京都生まれ。1975年、東京都立大学大学院物理学研究科博士課程修了。理学博士。トリエステの国際物理学研究所、ジュネーブの欧州共同原子核研究所研究員、国際基督教大学講師を経て、哲学に転向、アムステルダム自由大学哲学部・神学部の客員研究員として宗教哲学を学ぶ。帰国後、東京基督教大学助教授、慶應義塾大学講師を経て、現在、東京基督教大学教授・共立基督教研究所所長。専門は、公共哲学・キリスト教哲学。改革派(カルヴァン派)のキリスト者。著書に、『知と信の構造』『公共の哲学の構築をめざして』『国家・個人・宗教』など多数。訳書に、アリスター・マクグラス『神の科学』『科学と宗教』『キリスト教の霊性』、ジョン・ヒック『宗教の哲学』など多数(共訳含む)。

ISBN:9784393323748
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:344ページ
定価:2000円(本体)
発行年月日:2018年04月
発売日:2018年04月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QRM