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徳倫理学

ケンブリッジ・コンパニオン

著:ダニエル・C・ラッセル
訳:立花 幸司

紙版

内容紹介

「善き生」を求め、すぐれた人格の育成をめざす人類最古の倫理学=徳倫理学。功利主義や義務論と違い、個々の行為や結果でなく、人生そのものを問う視点がわれわれに示すものは何か。古代ギリシアや西洋中世から、中国の儒教、ヒュームやアンスコム、フットといった近現代の展開までも丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また、環境・医療・ビジネス・政治といった応用倫理の場面をも網羅し、徳倫理学のすべてを詰めこんだ最良の入門書。

著者略歴

著:ダニエル・C・ラッセル
アリゾナ自由哲学センター哲学教授。専門は古代哲学と倫理学。
訳:立花 幸司
1979年、東京都生まれ。熊本大学文学部准教授、東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野業務協力者、米国ジョージタウン大学メディカルセンター客員研究員。著書に『脳神経科学リテラシー』(共著、勁草書房、2010年)、『科学技術の倫理学Ⅱ』(共著、梓出版社、2015年)、『防災と時間』(共著、恒星社厚生閣、2015年)など。訳書にドナルド・デイヴィドソン『真理・言語・歴史』(共訳、春秋社、2010年)、フィリッパ・フット『人間にとって善とは何か――徳倫理学入門』(共訳、筑摩書房、2014年)など。専門は古代ギリシア哲学と倫理学。

ISBN:9784393323533
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:560ページ
定価:5200円(本体)
発行年月日:2015年09月
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:QDX