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女たちの精神史

明治から昭和の時代

著:伊藤 由希子

紙版

内容紹介

「上代、女性は太陽であった」とは、平塚らいてうの名言である。だが、はたしてこの国の女性たちは、とりわけ近代という時代をどのように生きてきたのか。本書は、その女たちのありようを、阿久悠や向田邦子などの作品を題材に、生き生きとたおやかに力強く描く、出色の論考。今を生きる女たちの姿とは。

著者略歴

著:伊藤 由希子
1975年、神奈川県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。東京大学死生学・応用倫理センター特任研究員などを経て、現在、鎌倉女子大学専任講師。専攻は、倫理学・日本思想史。主な著書に、『仏と天皇と「日本国」――『日本霊異記』を読む』(ぺりかん社)、『死者はどこへいくのか―― 死をめぐる人類五○○○年の歴史』(共著、河出書房新社)など、主な論文に、「「聖(ひじり)」と「凡人(ただびと)」」(『倫理学年報』第58集)、「天皇の「恥」が意味するもの」(『日本思想史学』第42号)、「「老を養ふ」」(『死生学研究』第17号)などがある。

ISBN:9784393313022
出版社:春秋社
判型:4-6
ページ数:256ページ
定価:2200円(本体)
発行年月日:2018年08月
発売日:2018年08月20日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:JBS