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読むだけで身体と心がととのうヨガ 人生が輝く魔法のヨガ・メソッド50

著:綿本 彰

紙版

内容紹介

◆「言葉」と「イメージ」でラクになる、ゆるくて楽しいヨガの教え
ヨガというと独特なポーズを思い浮かべると思いますが、本来の目的は心をベストな状態にすること。なので、ポーズよりもさらに簡単なアプローチで、それを実践することが可能です。本書ではヨガにおける呼吸と瞑想の技術を応用し、ポーズをとることなく「言葉」と「イメージ」の力で、身体やメンタルをベストな状態にととのえる、新しいヨガ・メソッドを紹介していきます。

◆本書の3つの特徴
1)読むだけで、心と身体がととのう。
本書には、一般的なヨガの教本にあるようなポーズの代わりに、さまざまなイメージや瞑想法を紹介しています。読んで、見て、イメージするだけで、ポーズを行うのと同じような効果が得られ、心と身体がととのうように設計されています。
2)ヨガの哲学を学べて「人生」が豊かになる。
ヨガでは、身体と心だけに留まらず、物事の受け止め方をととのえることで、幸せに生きていくことを目指しています。本書ではヨガの深い哲学を柔らかく噛み砕いて紹介しているので、「生き方」もととのいます。
3)だれでも簡単に取り組めて、知らず知らずのうちに身も心もととのう。
ヨガに興味があってもポーズをとるのが苦手な方、体力に自信がない方、体が不自由な方や高齢者にもむりなくできるヨガのワークを厳選しています。文章とイラストからイメージを膨らませ、「姿勢」や「呼吸」に意識を向けるうちに、知らず知らずのうちにヨガのメソッドと重なっていき、ととのっていきます。

◆本書の構成 
第1章は「身体」をととのえる章です。ほとんどポーズを使わず、ポーズと同様のととのい効果が得られるように、姿勢をととのえるテクニックであるバンダ(身体の締め付け)やイメージ法などを使って、身体をととのえる方法を紹介しています。
第2章は、「息」をととのえる章です。身体をととのえた後は、呼吸をととのえることが大切。ヨガの世界で古くから伝えられている呼吸法や、呼吸を解放するイメージなどを使って、抑圧された呼吸を解放し、心地よい呼吸へとととのえていく方法を紹介します。
第3章は、「脳」をととのえる章です。呼吸が終わったら、次は脳をリセットすることで、心を乱す原因を断ち切っていきます。脳の特性を利用しながら、うまく脳の注意をストレス源から引き離し、頭の中が静まり返って落ち着いた状態へと導きます。
第4章は、「心」をととのえる章です。集中によって脳がリセットできたら、今度は目の前の物事を大らかに受け止める、心の柔軟さを育む段階に入ります。ここでは主に、ヨガや仏教の中で行われている古典的な瞑想法を、分かりやすく実践しやすくアレンジして紹介します。
第5章は、「生き方」をととのえる章です。ヨガが最終的に目指しているのは、ととのった心の状態で幸せに生きること。東洋哲学が教える幸せに生きる方法を、現代の状況に照らし合わせて解説した上で、その感覚を会得するための方法を紹介します。

目次

第1章「身体」がととのうヨガの知恵
・頭のてっぺんをクレーンで引き上げて背骨をぶら?んと伸ばそう。
・骨盤底を軽くつまんで、スッと引き上げる感覚をつかむ。
・「天然のコルセット」で下腹をカチッとロック!美しい姿勢になる。
・上下に伸びるイメージを! 勝手に脚が踏ん張る感覚を楽しもう。
・脳が劇的に休まるバランスポイントを見つけよう。
・肩の大三角を広げてガチガチの緊張をふんわりゆるめよう。
・目の奥がゆるゆるになる眼球回しで瞳の輝きを取り戻そう。
・大きな口で「ははは」「ひひひ」「ふふふ」表情筋を内側からほぐす

第2章「呼吸」がととのうテクニック
・全身の毒素を吐き出して空っぽの肺に新鮮な酸素を取り込もう。
・いち、に、さん、し…息を長?く吐く「長生き呼吸」。
・「思い出し笑い」でこわばりを吹き飛ばし、抑圧を解消しよう!
・フンフン、プーーーッ!「毒出し呼吸法」で内臓をマッサージ。
・「爽やか呼吸」で肺を冷やしてリフレッシュ。
・奇跡の「肩回し呼吸法」で肩甲骨がゆるめる。
・抱え込んだ感情をデタラメ語でぶちまけて発散しよう。
・手を使わずに「片鼻呼吸」。イメージだけで心が研ぎ澄まされる。
・自然と触れ合い香りを感じて原初の記憶を呼び起こそう。

第3章「脳」に効くヨガのアプローチ
・脳の疲れをリセットして一瞬で集中力がUPする「止める呼吸法」
・喉の奥でシュー。「音の呼吸」で、脳内を鎮め、解きほぐそう。
・「片足立ち」で身体のバランスを保つと頭の中をリセット。
・「ワンポイント筋トレ法」で脳の注意をストレスから引き離そう。
・どこにも焦点を絞らず目の奥の力みをゆるめると思考が軽くなる。
・無色透明な身体になってさまざまな音を通過させる。
・腕や脚を透明にしてコリや疲労感をぷかぷか浮かべる。
・いつもの1/10の速さで動くと心が穏やかになる。
・歯ごたえや味に集中しながら噛み続けるとハッピーに!

第4章 「心」が落ち着くヨガの教え
・「はろー〇〇さん」とあいさつするだけで、心がすーっと楽になる。
・怒りや悲しみに丁寧な言葉をかけてあげると気持ちが落ち着く。
・辛い身体の部位にねぎらいの言葉をかけてあげよう。
・すべての「感情」に名前をつけて受け入れる。
・「本当に欲しいものは何ですか?」自分に問いかけ続ける。
・自分のために「私が、幸せでありますように」と心の中で願う。
・「ありがとう」は、幸せの感受性がぐーんと高まる魔法の言葉。
・今この瞬間の自分を「一枚の絵」にしてみる。

第5章「人生」がととのうヨガの哲学
・人生最後の瞬間を想像してあらゆるものを手放す。
・キラキラしていた瞬間を思い出し、その感覚で毎日を過ごそう!
・誰か大切な人を幸せにすることをイメージする。
・「欲」を感じる理由を知って自分を幸せに導こう。
・得意なことと苦手なことを直視し「自分の活かし方」を見つける。
・人生の指針や大願を心に抱くと生きる活力が湧いてくる。
・目的ばかりに目を向けずそこにたどり着くまでのプロセスを楽しむ。
・呼吸と共に自分の「外側」と「内側」を同期させる。

著者略歴

著:綿本 彰
日本ヨーガ瞑想協会 会長。瞑想/睡眠系youtuber。全米YOGAアライアンス 500時間YOGA指導者トレーナー(E-RYT500)。幼少より、父であり同協会の名誉会長である故綿本昇からヨガを学ぶ。人口知能を学ぶために神戸大学システム工学科に入学。卒業後、インドに渡り各地でヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ(インド伝承医学)を研修し、1994年にヨガ、瞑想の指導をスタート。2000年以降は、世界各地でハタヨガ、ラージャヨガ(瞑想ヨガ)、パワーヨガ、クリパルヨガ、ヴィニヨガ、チェアヨガ、リストラティブヨガ、陰ヨガ、ヨガニドラ、ヴィパッサナー(仏教瞑想)など、様々なスタイルのヨガや瞑想を研修。2003年には、日本初となるパワーヨガ専門スタジオ「綿本パワーヨガスタジオ」をオープン。2021年、厚生労働省が委託する働く人のメンタルヘルスポータルサイト「こころの耳」で「こころを整えるリラクセーションYOGA」を指導/監修。症状別のヨガプログラムを提案。現在は、日本各地でヨガや瞑想の指導、指導者の育成にあたるほか、インドやイタリア、イギリスなど、世界各国でヨガや瞑想の指導を行っている。

ISBN:9784391161502
出版社:主婦と生活社
判型:A5変
ページ数:208ページ
定価:1600円(本体)
発行年月日:2024年03月
発売日:2024年03月08日
国際分類コード【Thema(シーマ)】 1:VXA
国際分類コード【Thema(シーマ)】 2:QDHC2
国際分類コード【Thema(シーマ)】 3:VS